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折りからのスーパーカーブームの影響もあって、当時の男の子は当然のごとくプラモデルに熱中した。私も例に洩れず、最初にフェアレディ240Z、続いてサバンナRX-3と、スーパーカーブームの割には、かなり控えめなところから買い始めた。当時の相場はモーター付きで定価500円というのが私たちの間では支持されていた。400円で「サーキットの狼」シリーズというのもあったが、これはモーターが別売りであるため結果として割高になるのと、スケールがちょっと小振りであること、それにスイッチ部の設計が悪くて、接触不良をよく起こしたので、私は最初の1台でこのシリーズを買うのを止めてしまった。
プラモデルの楽しみ方には大きく2通りある。1つはプラカラーを塗ったり、デカールシールを上手く貼って、その出来の美しさを目指すもの。こんな層にはランボルギーニイオタやカウンタックなどが支持された。そしてもう1つは、外観の出来はさて置き、改造なども施し、その走りを楽しむタイプ。私は後者のタイプであった。改造のポイントはモーターを大きいものに変えるとともに、モーター側のギアも刻みの数が多いものに変える。そして、乾電池の数を増やす。出来上がった改造車を持って、家がお寺の友達を訪ね、本堂の廊下を走らせて遊んだ。あんまり勢いが良すぎると、壁にぶつかって車が大破してしまうこともあった。
プラモデルを買うのは、通学路の途中にある、通称「ぺんてる(第353話参照)」が最も多かった。学校の帰り道に新しいのが入っていないか確認して、家に帰るや買いに走ったりもした。ある日、その店でUFOのプラモデルを売っていた。未確認飛行物体らしく、「1/X(X分の1)」というスケールサイズの表記に何よりも惹かれ、早速買い求めた。確か、600円だったと記憶している。アダムスキー型の円盤ということで、この円盤の名前の由来になっている発見者のアダムスキーさんの顔写真とともに、この円盤に関する説明が箱に書かれていた。中にムギ球を取り付け、付属の置き台セットすると、モーター仕掛けで、くるくると怪しげにその円盤は回転した。しかし、ただそれだけで、改造して回転を速くして喜ぶわけでもなく、すぐに飽きてしまった。
(秀)
小泉総理の高支持率は空前の規模。国会中継もこれまでにないほどの視聴率で、ワイドショーでも田中外相や塩爺やらと、話題に事欠かない。田中外相においては本来の機密費不正流用の再調査や再処分に端を発した外務省との確執が、ここのところ、問題発言とリークという問題にすり替えられ、本来の問題に関して何ら前進していない。同様に、小泉総理も前首相からの引き継いだこと以外に新しいことと言ったら、「小泉内閣メールマガジン」ぐらいしかまだやっていない。テレビに露出している時間が長いと何やら仕事をしているような気がして良くない。
ニュースやワイドショーで党首討論のダイジェストが流されたり、田中外相が委員会で追求を受けている場面を目にしたりするが、今国会にもはや重要案件はなく、永田町の人々の関心の多くは都議選と参議院選に向いている。衆議院議員ももしやの同日選挙にドキドキの頃であろう。よって、国会中継など政治的関心から見れば、面白いはずはない、もはや消化試合なのだから。それ以上に、重要な政策の検討が私的諮問機関などのような国会の外で済まされていることが気になる。
「構造改革」とは難しい概念である。言葉の意味はさておき、その具体像が個々の想像によって異なる場合は大変である。世の多くの人は今の政治が良い状態でないと感じているだろう。しかし、その原因を指摘することは難しいし、認識は人によって違うはず。そして、解決策を提示することは更に難しい。「構造改革」を支持する人は自分に都合の良い改革像を描いているに違いない。
「構造改革」では痛みを伴うのもやむを得ない、といった決意の下、改革を実施していく事だけは明らかになっている。「べき論」としては、現状の政治のままで良いはずはなく、早急に改革を行うべきと、多くの人は思っているはず。それが小泉内閣への高支持率の要因の1つと言える。しかし、この具体論となると、自らの痛みに耐えてでも改革を支持することができるであろうか?。「あの人よりはまだ我慢できるから」というのもあるだろうが、そんな人が8割以上いるような改革は難しいと思われる。国民の8割以上の人がアバウトな「構造改革」を支持していても、その具体論が明らかになった途端にこの数字がどう変化するかを見てみたい。
(秀)
ロボットヒーローは生命体ではない。あまりにも当然のことだが、ヒーロー史を語る上でこの事実は、重要なポイントである。ヒーローの黎明期を月光仮面や忍者ものとすると、ウルトラマンと仮面ライダーが更なる興隆期と言えるだろう。ここまではいずれも主人公が特殊能力や変身によって戦うものであった。しかし、これに続く、ロボットヒーローものは人間に操縦される点においてこれまでの形態と一線を画している。
その代表はマジンガーZだろう。どういう意味でそういう設定なのか分からないが、マジンガーZはプールの下に格納されていて、登場の度にプールの水はまたその下へと流れて行く。あの水はリサイクルされているのだろうか?。グレートマジンガーに至ってはわざわざ海の中に格納されている。さすがに、グレートマジンガーは「超合金ニューZ」だから海水でも錆びない(?)。おもちゃの「超合金」はペイントがはげたところから、腐食していったけど。
マジンガーシリーズは子供番組にしては珍しく、ストーリー的に暗い展開であった。それはマジンガーがボコボコにやられるからである。最終的には相手に勝利するものの、毎週のように、マシンは修理を受けている。ガメラや力道山、ついでにアンパンマンも前半はやられているが、後半には起死回生の攻撃により、溜飲を下げてくれた。水戸黄門も最後はほぼ同じような形で、これは日本人に支持されるスタイルのようだが、マジンガーZには回を追うごとに最後の爽快感がなくなっていった。この修理の間に相手が攻めて来て、光子力研究所はバリアーでしのぐということがしばしばあった。修理にはパーツが必要である。ストックがあるのかどうか知らないが、そんなストックをしておくくらいなら、その分でロボットを何台も作っておけば良いのに。
ロボットは生命体ではない。だから、マジンガーXやマジンガーYがいても良いはずだ。ウルトラマンや仮面ライダーですら何人もいて、一緒に戦うことは何度もあるのに、実現可能なはずのロボットものでこういう発想が出てこない(マジンガーZの最後にグレートマジンガーが現れ、マジンガーZを助けたことはあったが、これはいわゆる引継でしかない)。ゲッターロボではロボットのバリエーションはあるものの、戦闘状態のロボットとしては1台しか存在できない。「ロボットを操縦する人がいないから」、なんて反論をしてくる人もいるかもしれないが、所詮フィクションの世界なんだから何でもありなんだと思うけど。
(秀)
スカパー(一部のケーブルテレビでも)の「東映チャンネル」で「仮面の忍者 赤影」の放送が始まった。かなり久しぶりに見るもので、自分の記憶違いの部分もあったりと、懐かしさとともに、ある種、新鮮なところもあって楽しんでいる。
この番組は昭和42年の放送開始で、既に生まれてはいたものの、私が最初に見たものも再放送であったようだ。冒頭のナレーションで「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃」というのと、この藤吉郎が横山城にいるところから判断して、舞台設定は1570年代ということになるようだ。忍者と言えば伊賀か甲賀ということになりそうだが、赤影は飛騨の影一族という忍者であった。
赤影はクールで天才肌の忍者であったような記憶があるが、放送を見る限り、必ずしもそうではなかった。相手の攻撃に一瞬ひるんだり、追い込まれて苦しむ姿も出てくる。かぶりもののヒーローでは苦悩する表情などをうかがい知ることができない。そして何よりもあのきちんとセットした髪型が風で乱れてしまっているシーンでは、妙に人間くさくて親しみが湧く。よく見るとあの髪型はカツラだった。
それに青影は少年忍者ながら、足手まといになるどころか、赤影を助けたりと、重要な働きを演じている。鼻に手をあててやる「だいじょうぶ」というあのポーズもよくまねをした。忍者ごっこもよくやって、おもちゃの刀を背中にひもで背負ったりもしたが、手が短いので、うまく刀を抜くことができなかった。兄にボール紙であの仮面を作ってもらったが、どう見てもあの形ではなく、角張った(背番号のような)数字の8の字の形をしていた。
最終回では、彼らは任務を果たし、青影が白影へ、白影が赤影にそれぞれバージョンアップし、赤影は黄金の仮面を付け、金影(?)にバージョンアップする。今となって、大人の目から見てみると、仮面パーティーの出席者みたいで、笑える。
(秀)
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ビックカメラ有楽町店に行って来た。しかもオープンから連日。そごう有楽町店舗跡がそのままビックカメラ有楽町店(パソコン売場は「ビックピーカン」として、名前としては分かれている)としてオープンしたのは6月14日。早速、開店当日の会社の帰りに寄って帰った。当日は雨にも関わらず、店内は多くの人で溢れているし、レジにも長蛇の列ができていた。翌日のニュースでは50万人の人出と報道されていた。ちょっとした地方都市の人口並みである。一緒に行った連れと「上の階から順に見ながら降りてこよう」と約束して、6階の時計売場にたどり着いたまでは良かったが、その1分後、私がブルガリの呪縛から我に返った時にはすでにはぐれてしまっていた。レジの行列に圧倒され、結局この日は何も買わずに帰った。
翌日も会社帰りにビックカメラ有楽町に寄った。前日よりは若干人出は少なくなったようだが、雨にも関わらず、店内は相変わらず、多くの人でごった返している。エスカレータに頼らず、階段を使用すれば移動がすんなりいくことを発見。広告に出ていた日替わり特価品のWindowsCEのノートパソコンの前でしばし立ち止まる。67,800円と破格値であるが、1つ前のモデルで、OSも古い(WindowsCEはOSのバージョンアップができない)。昨晩はずいぶん悩んだし、この瞬間も「自分が買うために残っていたのだ」と思ってはみたが、結局見送る。地下売場で頼まれていたアイロンを買って帰る。
その次の日は土曜日で用があったため行けなかったが、日曜日にまたビックカメラ有楽町店に出かけた。この日は広告に載っていたデジカメを買うつもりであった。これまた現行機種ではないが、かなりの特価品である。しかし、駅に着くや気持ちは萎えてしまった。入店するために多くの人が行列をなしている。入場制限で、後で分かったが店に入るまで1時間以上も掛かったらしい。おまけに最後尾に掲げられているチラシの拡大コピーにはデジカメも含め、ほとんどの商品に「売切」の紙が貼られていた。ボーナスをもらったのは自分だけでない。「100個限り」を甘く見てしまっていた。息子の手を引き、そのまま引き返すことにした。これも後から分かったことだが、始発電車が動き出す頃が勝負の境目だったらしい。その時刻なら、デジカメを買って喜んでいる夢を見ていた頃だったと思う。
(秀)
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