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第561話 〜2001/8/1〜

■暑中お見舞い

 暑かった7月も終わり、いよいよ8月だ。もっと暑いのかもしれない。そう言えば、今年は6月から既に暑かった。こう暑いと、エアコンが売れたり、ビールが売れたりと景気を刺激するには好材料かもしれないが、ビール工場を見学した際に聞いた話によると、暑い夏は確かにビールが売れるものの、一年を通して見てみると、年間全体の売上は逆に落ちてしまうらしい。猛暑の年は秋から体調を壊す人が増えて、秋以降のビールの出荷に大きくブレーキが掛かるかららしい。今時分は秋の新製品を準備している頃なのだろうが。

 こう暑いと食欲も落ちるものだが、不思議と30を過ぎた頃から夏ヤセしなくなってしまった。別にビールでその分のカロリーを補ったりはしていない。数日前は週末に限って、涼しい日が続いた。かえって体調を崩した人もいたのではなかろうか。

 真夏日でありながらも、お天気キャスターは前日よりは気温が低いことを盛んに繰り返し伝えている。「どうせ暑いのには変わらないよー」、という人も多いだろう。しかし、38度だったものが真夏日とは言え、翌日31度になったとしたら、素直に喜ぼう。もっと分かりやすい例え話として、「38歳のかみさんが翌日31歳に若返っていたらうれしいだろう」、というのを妻に話した。もちろん叱られた。

(秀)


第562話 〜2001/8/2〜

■オークションにはまる

 最近、毎日のように我が家に宅配便やら、ゆうパックがやって来る。別にお中元や暑中伺いの進物が届いているわけでない。インターネットでのオークションにはまり、こんな有様なのである。パソコンを立ち上げる度に自分のサイトよりもオークションの結果、状況の確認の方が優先順位が高い。

 オークションの利用目的としては、「中古でも良いから安く買いたい」、「普通に探しても見つからない」、というのが一般的だろう。私もこの原則は守っていながらも、マウスをクリックする度に現れる目的地途中の誘惑に引っ掛かってしまう。まさに衝動入札(買い)。安いはずの代金の支払いも大変だが、代金の振込手数料や送料の負担もバカにならない。それに金だけでなく、時間も結構取られている。まあ、これは楽しいから良いけど。

 探せば見つかるものである。私がこの間落札したもので、秀コラムに紹介したものとしては、スパイセット
(第118話)、ペイデイ(第462話、但し今度は英語版)、ベイブレード(第461話、トイザらス 限定版)。この他にも雑誌やCD、電話器(アンティークな奴)などを買っている。また、買ってはいないけど、電子ブロック(第176話)や銀のエンゼルくちばし(第204話)、それに超合金(第10話)なども出ている。これらの私が落札、入手した品々はいずれWebサイトで写真付きで紹介するとしよう。

 探していたものが見つかる喜びと、競りによる緊張感と落札した時の達成感。オークションが楽しいのは、この要素がうまく絡み合っているからに違いない。その商品をめぐり、入札相手との駆け引きもそうだが、それ以上に締め切りが異なる同種の商品を如何に競っていくかが難しい。まさに二股状態。両方とも落札してしまうと金銭的に大変だ。しかし現実にはここで躊躇して、両方とも逃す場合が多いかも。「二兎を追うものは一兎も得ず」。

 こうして、オークションの成り行きを気にしながらコラムを書いていたら、入札していた、カラーテレビ付きラジカセ。通称、「ラテカセ」の落札通知が届いた。何と3,800円。カセット部分が壊れているとのことだが、この金額でかつての夢のラテカセが手に入ると思うと、しばらくはまだやめられそうにない。

(秀)

←ラテカセ

第563話 〜2001/8/3〜

■ひと夏の経験

 もちろん、山口百恵の曲のタイトルである。センセーショナルなこの曲の冒頭部分をちびまるこちゃんが口ずさんでいて、母親に怒られるシーンをテレビで見たことがある。確かにあの年頃の子供には過激な歌詞だ。ちびまるこちゃんは小学3年生の設定であり、原作者のさくらももこさんが私よりも1つ年上だから、私はこの時小学2年生だったことになる。山口百恵が私より8才年上なので、彼女はこのとき高校1年生(15才)。彼女は中学3年生でデビューしたため、その翌年の曲になる。昭和49年のことだ。

 「あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ」。まさに彼女のその後の歌手としてのキャラクターを決定付けた曲だと言えよう。デビュー曲の「としごろ」ではアイドルらしい「明」の部分があった。山口百恵だから良い。桜田淳子ではいけない。雰囲気に合わない。森昌子では「大切なもの」のありがたみが薄れてしまう。その後も多くのアイドル歌手が世に出たが、山口百恵以外にこの曲に合った歌手はいないと断言出来る。そう言えば彼女には、「あなたが望むなら、私何をされても良いの。いけない娘だと噂されても良い」という歌詞の「青い果実」という曲もあった。

 当時私にはこの曲の意味が理解出来ていなかった。「女の子の一番大切なもの」が何であるか、小学2年のガキに分かるはずもない。その夏の私の「男の子の一番大切なもの」がカブトムシだったのだから無理もない。

(秀)


第564話 〜2001/8/6〜

■夏休み間近

 今年は数年ぶりに夏休みに帰省することにした。今週の後半から、休暇を取る。お金が掛かるので、一人で、しかも新幹線ということになった。特にこれと言った楽しみは無いが、食べ親しんだ懐かしい味を求めて、さまよう日々となるだろう。それと、高校の時の同窓会に出てこよう。

 ここ数日、通勤途中に向田邦子さんの「霊長類ヒト科動物図鑑」を読んでいる。エッセイ集だ。その中に「ヒコーキ」というタイトルの話がある。スチュワーデスは本当に微塵も怖いと思っていないのか、ある人がプロペラが回りだした途端、「降ろしてくれ!」と暴れだし、その人が降りた後に飛び立った飛行機はエンジンの不良で墜落してしまったのだが、その人は元戦闘機のパイロットだったという話が出て来る。

 向田さんもあまり飛行機は好きでなかったようだ。コミカルなタッチの話であるが、その後向田さんが飛行機事故で亡くなってしまうとは、何とも皮肉なことである。

 その影響というわけでもないが、今年は地を這って帰省することにした。たぶん連日暇なので、この間もコラムは休み無く続くと思う。

(秀)


第565話 〜2001/8/7〜

■警鐘

 新聞でも良いし、雑誌でも良い。あるいはテレビなどでも良いが、「警鐘を鳴らす」という言葉に接することがある。文末を締めるに好都合な常套句として使用されている。ところで、この「警鐘」って何だろう?。某辞書によると、「(1)危険を知らせ、警戒をうながすために鳴らすかね。 (2)社会に対する警告」と説明されている。

 マスコミなどで使用されているのは後者の方だが、そもそもは前者の様に物理的な鐘があったようだ。とっさに、時代劇などに出てくる、火事を知らせる半鐘を思い浮かべた。警鐘と半鐘が同じものなのか、別のものなのか分かっていないが、機能や効果としては同じはず。同じ辞書では半鐘を「火事などを知らせるため、火の見やぐらなどにつるして打ちならす、小さなつりがね。また、その、うちならす音」とある。火事の時に鳴らしている鐘はどうやら小さいものらしい。となると、警鐘はもっと大きなものだろうか?。

 「警鐘を鳴らす」というこの常套句に接する度に、誰かが火の見やぐらに登って、その警鐘とやらの(ちょっと大振りな)鐘を打ち鳴らしている絵が浮かんでしまう。ついでに耳元では和田アキコが「あの鐘を鳴らすのはあなた〜」と歌っている。妄想、妄想。これであなたもこの妄想の仲間入り。

(秀)


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