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第676話 〜2002/1/16〜

■思い出し笑い

 会議中に突然笑いがこみあげて来るときがある。こらえるのに一苦労。別に面白い話や失笑すべきオヤジギャグが登場したわけでもない。思い出し笑いと言うやつだ。きっかけは会議室に運び込まれてきたコーヒー。会社なんかによくある、オフィスコーヒーというやつだ。プラスティックのカップフォルダーに薄いプラスチックか紙のカップをセットして使用する。カップのふちにはプラスチックのマドラーが挟んである。

 「コーヒーを飲むと決まって目が痛くなるんです」。ある男が眼科医を訪ねた。一通り、診察を終えたが、異常らしいものはみつからない。「どういう感じで痛いんですか?」、「必ずそうなのですか?」。いろいろと問診の結果、たまたまあったオフィスコーヒーの環境を使い、その病院で、同じような環境をシミュレーションしてみることにした。

 その男はマドラーでコーヒーをかき回した後、マドラーをカップの右に挟んで、フォルダーを右手に持って飲むそぶりをやって見せた。途端に先生が笑い出した。「痛いのはここですか?」。「そうです」。それは丁度マドラーが下瞼を押さえているところだった。マドラーが当たって痛いということだった。

 聞いた話で、信憑性は定かでない。しかし、実際にあのマドラーは煩わしいときがある。正面の向かいに座った人がカップに手を掛けた。ゆっくりとマドラーを廻し、手を止めた。そしてカップを持ち上げ、傾ける動作を見ながら、私はさらに笑いをこらえる戦いをしている。

(秀)


第677話 〜2002/1/17〜

■帰ってきた電子ブロック

 「大人の科学」というのをご存知だろうか?。学研がかつての科学少年(すなわち大人のこと)を対象にちょっと高度な科学玩具を販売している。「エジソン式コップ蓄音機」や「ボルタ式&備長炭電池セット」など6種類がこれまで発売されている。そして、そのシリーズ第7弾として「電子ブロック」が復刻されることになった。

 電子ブロックについては、当コラムでも書いてきた。デッドストックの入手方法なども紹介してきたが、最近はネットオークションでも見かけるようになった。そして新たに復刻版。おまけに安い!。当時の値段で2万円ほどしていた物にもかかわらず、今回は予価9,800円(税抜き)とアナウンスされている。今回復刻される「EX-150」は文字通りに150種類の実験が楽しめるキットである。発売予定日の4月27日が待ち遠しい。

 何よりも今回の復刻を知って喜ぶのはかつて遊んだ、あるいは当時買えなかった大人達だろう。しかし、「大人の科学」だからと大人達だけで楽しむのではなく、リアルタイムに子供達に楽しんでもらいたいと思う。「大人の科学」と名乗らない方が良いような気がする。「(既に)1つ家にあるでしょう」と家人に言われ様とも、それが科学少年の成れの果て。「うん、これは○○(息子の名前)の分」と息子をダシに使うためにも、「大人の科学」でない方が良いと思う。

(秀)

学研 「電子ブロック」復刻案内のページ
   
http://kids.gakken.co.jp/kit/otona/7/index.html

第678話 〜2002/1/18〜

■創作・鶴の恩返し

 夫は妻に言った。「私が部屋に入ってパソコンを使っている間は部屋を覗くんじゃない」。妻はその理由が良くわかないものの、夫のこの言いつけはちゃんと守っていた。しかし、「見るな」と言われると見たくなるのが人間である。夫はその部屋の中でせっせと日々コラムを書き、ホームページにそれをアップしながらメルマガを発行していた。

 そんなある日、妻はついに耐えられなくなって、夫との約束を破って、彼の部屋を空けてしまった。するとそこで夫は、せっせとパソコンのキーを叩いていた。妻の気配に気が付くと、夫は妻に「あれほど見るなって言っただろう。『秘密』なんだから」と言って、部屋を飛び出し、どこかに姿をくらましてしまった。

 いやーっ、
「秘密(第200話参照)」がついに家人にばれてしまった。さて、コラムの存続は如何に?。答えは来週月曜日に。

(秀)


第679話 〜2002/1/21〜

■代筆

 「秀コラム」読者の皆さん、いつもご愛読いただきまして誠にありがとうございます。初めまして、秀妻でございます。実は主人の「秘密(第200話参照)」については1年半ほど前から気が付いていました。そうとも知らず、主人は毎日せっせとコラムを書いて、私はこっそりWebでそれらを見ている。こんな生活を約1年半続けてきたわけですが、これ以上知らない振りを続けるのを私が耐えきれなくなって、ついに先日白状してしまいました。

 しかし不思議なんです。あんなコラムをいつ書いてるのかって?。家ではいつもテレビやビデオばっかり見てるし、夜も寝てます。「ゴーストライター(第491話)」の話を読んだときは「やっぱり何人かでやってたんだ」と、騙されそうになりました。話の中に出てくる私はほとんど実話です。しかし読み出してしまうとすっかり一読者。活字となった自分が客観的に見れて、これまた面白い。実際のエピソードも知っているわけで、家族の記録でもあったりと。

 さて、皆さんが一番気にしているコラムの存続の件ですが、私が秘密を守れなかったことで読者の皆さんにご迷惑を掛けるのは何とも申し訳ありません。そこで何とか今後もコラムを続けるよう頼みました。その結果、何とかコラムは今後も続けてもらえるようになりました。いや、続けるように私の責任において監視いたします。と言うわけで、これから先、ちょっとテイストが変わってしまうかもしれませんが、今後とも「秀コラム」をご愛読いただきますようお願いいたします。

代筆:(秀)


第680話 〜2002/1/22〜

■○○の息子

 「タレントの仁科貴 逮捕」と言われても誰のことか分かる人の方が少数派であろう。川谷拓三長男と言われなければならないところに悲しさがある。川谷拓三長男と言えば、親譲りのあの笑顔を思い出す人も多いだろう。それほどブラウン管には露出しながらも彼は川谷拓三の息子としてしか世の人々には記憶されていなかったわけだ。大麻取締法違反で、死しても息子によって恥をかかされる貫八先生の悲しさよ。この親不孝者!。

 三田佳子の次男。石田純一の息子(これは分かりやすい)。菅原文太の息子。何かと最近、○○の息子と言われる者達の事件が多い。しかし、○○の息子や娘という肩書きが前面に出るような状況のままでは、彼らが親を越えることはできない。宇多田ヒカルや佐藤浩市などはこんな報道をされることはなかろう。親だろうが何だろうが利用するものは利用した方が良いだろうが、それでとどまるようでは、ずっと○○の息子というような言われ方をしなくてはならない。

 何も芸能界だけではない。政治の世界も二世、三世がはびこる世界である。小選挙区制でその傾向は今後も一層強まることだろう。ところで、「小泉孝太郎」はいつまであんな風にCMで名乗り続けるのだろうか?。彼は今後役者として大成しようとも、おそらく一生「小泉純一郎の息子」として呼ばれることだろう。偉大な親を持った宿命というべきものだろうか?。

(秀)


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