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第801話 〜2002/7/17〜

■ご栄転

 昨年の後半から半年あまり一緒にプロジェクトで仕事をした人が、この秋ニューヨークに赴任することになった。めでたい、めでたい。冗談交じりにおそらく照れながらこのことを伝えてきた本人からのメールに対して、私は以下のようにメールで返信した。おもしろいので、本人だけでなく、同報でメールを送られた人にもcc:で同報返信した。以下、その内容を転載。

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こんにちは、栄転おめでとうございます。

ニューヨークということですので、
今度の「ウルトラクイズ」では、決勝まで勝ち残って、
私もニューヨークに行きたいと思います。

そのときはジョンとかトーマスとかベティなんかも引き連れて
パンナムビル屋上まで応援に来てください。

追伸:
もし「お笑いウルトラクイズ」になった場合は、ロケ地が
「熱川バナナワニ園」になります。
(応援の人には弁当は出ないそうです。すいません)
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(秀)


第802話 〜2002/7/18〜

■再発見「東京物語」(3)

 原 節子は確かに美しい。美人だ。この映画で彼女が演じている紀子というのは映画の中で極めて重要な地位を占めている。いわゆる貞淑な戦争未亡人である。しかし、私がこの映画で彼女以上に重要な役割を果たしていたのは杉村春子が演じた長女の「しず」だと、今回思い至った。実に嫌な娘役である。嫁の紀子が美人で心も綺麗な人として描かれているのと対照的に、見ていて癪にさわり、憎らしく思えるほど見事なまでの悪役に徹している。この「しず」がいるからこそ、紀子の存在がより引き立つようになっている。偉いぞ、杉村春子。

 ようやく先日テレビで放送されたリメイク・ドラマ版「東京物語」を見た。オリジナルを意識してなのか、そのままの台詞が数多く登場してくる。しかし、やはり空々しく、言葉が浮いてしまっている。おまけに説明シーンが多い。今風のドラマでしかない。

 そしてオリジナルはないシーンとして、母親が子供達のために保管していた思い出の品が彼女の死後発見されるシーンがある。子供のときに書いた絵や習字などに母がいろいろとコメントが書き込まれたものが、子供別に箱に詰められていた。そしてそのコメントが母(八千草薫)の声で読み上げられる。子供達はこれを見ながら号泣する。紀子(松たか子)も泣く。これはあまりも直接的で卑怯な手段だと私は思う。役者を泣かせるのは最も簡単な表現方法でしかない。しかも人の生き死にといった部分でこの方法を使用するのはやっぱり卑怯だなあ。

 やはり最も気になったのは配役。宇津井健と八千草薫が演じる老夫婦は綺麗過ぎる。尾道(の、しかも田舎の古ぼけた家)に八千草薫は不似合いだろう。宇津井健もしかり。大滝秀治、赤木春江あたりのペアがよりリアルだったような気がする。「(それでは)華がない!?」。確かに私もそう思うけど。

<このシリーズ・完>

(秀)


第803話 〜2002/7/19〜

■恋愛偏差値

 このドラマは4回放送で完結のドラマが1クールに3つ詰め込まれた、いわゆるオムニバス構成のドラマである。中谷美紀、常盤貴子、財前直見、柴咲コウをヒロインに、けど3つのストリーに対して4人のヒロインとはどういう配置になっているのだろうか?。(3話目が財前と柴咲のダブルヒロインのようだ)

 とりあえず、最初のストリー「第一章 燃えつきるまでに」ついて触れてみよう。はっきり言って、このドラマはダメドラマの見本である。ストーリーが陳腐で、一部の役者の芝居がダメ。木村多江(結構出ているが、名前を知らない人は多いだろう)演じる真樹子という怜子の大学時代からの友人が出てくるが、この真樹子、怜子にいろいろと意地悪を仕掛けてくる。そのとき、「私は悪い女よ」と、まるで時代劇の悪役がそうであることを見え見えで芝居しているような表情を見せる。彼女の目的は何なのか?。本来この人はこれほど演技が下手な女優ではないはずだが。きっと演出のディレクターが悪いのだろう。

 同様に菊川玲の演じる本田恵美という怜子の部下が登場してくるのだが、これまた演技がベタ。仕事もテキパキとこなし、職場でチヤホヤされているが、仕事をする環境(チームワーク)をぶち壊す、鼻につく、そんな女性だ。いわゆる鈍感な女性。いや、その実、したたか。いろいろと公私にわたり、怜子の邪魔をする。その鈍感さを表現する演技がくさい。かつて、羽賀研二と噂になった際の記者会見での桜庭あつこの姿を思い出させる。菊川玲の場合、これが地なのかどうかは分からないが、この手の演技がストレート過ぎる。そして、演技としてはいつも(例えば、バラエティ番組出演時とも)と同じ調子のまま。見ていてつらい。

 中谷美紀の演技がしっかりしているから、余計にこの二人の演技のダメぶりが目立ってしまう。唯一新鮮なところは岡田准一(@V6)演じるリュージがゲイであることぐらいか。「恋愛偏差値」という仰々しいタイトルの割には、ドラマとしての偏差値は低いと言わざるを得ない。少なくとも最初のストーリーについては。

(秀)


第804話 〜2002/7/22〜

■なぞなぞ王国

 そのむかし、なぞなぞの国はなぞなぞの王さまがおさめていました。なぞなぞの国の人びとは、なぞなぞを出し合い、いっしょうけんめい、なぞなぞのれんしゅうをしていました。ところがある日、となりのダジャレの国がせめてきて、なぞなぞの国はダジャレの国にせいふくされてしまいました。

 それまでは、「上は大水、下は大火事、なーんだ?」。「パンはパンでも食べられないパンはなーんだ?」。「ジャムパンと食パンとアンパンが道をあるいていました。後ろからメロンパンが『おーい』とこえをかけました。ふり向いたのはどのパンだったでしょう?」といったなぞなぞばかりでしたが、なぞなぞの国がダジャレの国にせいふくされてから、世の中のなぞなぞがかわってしまいました。「パンダがすきな食べ物はなーんだ?」といった感じのなぞなぞがふえてしまったのです。もちろん、その答えは「笹(ささ)」ではありません。

 ダジャレをかん字で書くと「駄洒落」となります。先とうの「駄」という字は「ねうちがなくつまらない」「そまつな」といういみです。ですからダジャレというのは、「つまらない、ことばあそび」といういみなのです。

 今のなぞなぞの国の王さまは、ダジャレの国の王子だった、ダジャレーです。それまでのなぞなぞ王はダジャレーにとらえられ、ろうやに入れられています。そこで、なぞなぞ王子が立ち上がりました。ダジャレーとなぞなぞ・ダジャレたいけつをして、とらえられているなぞなぞ王をたすけるためのぼうけんのたびのはじまりです。

 その一方で、ろうやにとじこめらてた、なぞなぞ王はなぞなぞ王子がたすけに来てくれるなどとは思いもせず、まい日「王さまゲーム」をして、遊んでいました。

<つづく、かな?>

(秀)


第805話 〜2002/7/23〜

■実写版

 最近はマンガはアニメとしてテレビで放送されるが、以前はわざわざそれを実写版として制作するのが結構多かった。マンガだけでない、ヒーローものも被り物の実写版のオンパレードだった。まあ、それのほうがアニメに比べると制作費が安かったのだろう。アニメも今見ると稚拙なものばかりだ。

 鉄腕アトムも鉄人28号にも実写版があった。これは有名な話。結構チャチで、笑いのネタになったりもしている。ほかにもブラックジャック(最初は加山雄三)もあったし、ルパン三世も「こち亀」も映画になった。これらは25年以上も前の話。ルパン三世は目黒祐樹、銭形警部は伊東四朗。そこまでは許そう。けど、田中邦衛の次元には相当無理がないか?。「こち亀」で両津を演じたのはせんだみつお。隔世の感がある。今なら間違いなくラサール石井だろう。舞台劇ではそうだ。ドカベンも実写版で映画になった。

 というわけで、話の締めとしてやはり「巨人の星」の実写版を見てみたい。今なら大リーグボールもCGで思うがままに再現できるであろう。飛雄馬を誰が演じるべきか?、花形(ヅラをかぶるのだろうか)は?、なんてことにはそれ程注目していない。ただ、星一徹の役は高松英郎にお願いしたい。「柔道一直線」で車先生を演じた彼は、まるでマンガのモデルではないかと思うほど容姿が似ている。あのいつも怒っているような顔で卓袱台をひっくり返して欲しい。

 しかし、彼は最近テレビに姿を見せてくれない。だいぶ年なんだろうな。蛇足だが、柔道一直線の再放送を最近見なくなったのは、直也(桜木健一)が高校に進学してからのストーリーに、人種差別をする部分が多々出てきたため、今となっては放送できないのだろうと思う。ああ、残念。

(秀)


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