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主婦の井戸端ネットワークには驚くべきものがある。私の妻の友人にAさんという人がいるのだが、この人の情報収集能力はすごい。以前は近所に住んでいたが、最近、4、5キロ離れた所にAさん一家は引っ越していった。しかしそれにも関わらず、我が家の半径百メートルあまりのご近所情報は、そこに住んでいる人々よりも遥かに詳しい。
例えば、「○○さんの旦那さんは現在リストラで失業中」、なんて話を妻がしていて、「誰に聞いたの?」と聞くとその情報源はまずAさんに間違いない。どういうネットワークで離れたところに住んでいるAさんのところまでこのような情報がもたらされているのか分からない。私の家の近所に諜報部員がいて、その情報がAさんまでわざわざ伝わっているのかもしれない。なら、その諜報部員の方がすごいのか?!。いずれにせよ、私がリストラされて失業したり、宝くじで一億円当たったりすると、瞬く間にその情報はそのネットワークを駆け巡り、Aさんの耳にもたどり着くに違いない。
Aさんからいろいろと話を聞いた妻は誰かに言いたくてしょうがなく、私なら誰かに話すようなこともしないだろうと、話をしてくる。私は別に誰にも他言することはしないが、こうしてコラムのネタにはさせていただく。もし読者の皆さん(特に主婦の方)の中にもこのようなネットワークをお持ちの方はそれを利用して「秀コラム、おもしろいよ」と宣伝して欲しい。私がコラムの宣伝のためにAさんのネットワークを利用すると、確かに広まるかもしれないが、逆にそれでいろいろと困った状況に陥るのは必至なのでそれだけはやはりできない。
(秀)
「国民的美少女コンテスト」とはいかにも大袈裟なタイトルである。そもそも国民的な美少女など存在するはずもない。むしろ、国民的演歌歌手の方が、その存在確率は高いだろう。一方、このタイトルを国民による美少女のコンテストと読むこともできるが、もちろんのこと、そんな選考形態はとっていないし、国民の代表として小林亜星に審査委員長を委嘱したつもりもない。国民的という響きが何か古臭く、ナショナリズムな感じにも思える。じゃあ、選ばれなかった人は、「非国民的」か?、って。
かくして5年ぶりらしいが、国民的美少女コンテストが復活し、第8回決勝大会が昨日行われた。このことは芸能マスコミを通じ、昨日来報道されている。いろいろとこのイベントをめぐっては私的な疑問が尽きないが、その最たるものは、「主催者が分からない」ということである。報道を見る限り、主催しているであろう、芸能プロダクション等の名前が出てこない。これは「国民的」であることの演出として、伏せているのかもしれない。しかし、例えそれが、「国民的美少女コンテスト実行委員会」であったにしても、その組織の実態はやはり芸能プロダクションやマスコミ、あるいはそれらの集合体に違いない。
今回のこのイベントに対する応募総数は12万人を超えていたらしい。しかし、私には今回グランプリに選ばれた二人(通常は一人だが)がそれほどの美少女とは思えない。片方は裕木奈江みたいな感じだし(←特に深い意味はないけど)。これから洗練されていくのだろうが、その一方で、歴代のグランプリ受賞者の中で鳴かず飛ばずで去っていった人もいる。まあ、これはこのイベントに限ったことではなく、他のオーディションイベントでも言えるのだが。そこで、リスク回避のための二人グランプリか?。その後の二人の活躍で格差が開いてしまうと何かとやばくないか?。ところで、二十一世紀の裕次郎は大丈夫か?。私が心配してあげた所で、何の影響もないけどね。
そんな中、このイベントの出身者として米倉涼子と上戸彩がレポーターとして登場していた。二人ともそれぞれの出場回で「審査員特別賞」を受賞したらしい。もちろんこの二人を今回担ぎ出したのは、現在活躍している二人を登場させることでこのイベントの箔付けを行いたいがためのはず。細川直美や小田茜、佐藤藍子といった、歴代のグランプリ受賞者を見せるよりもよっぽど箔が付く。けど私は「審査員特別賞」の二人がグランプリの地位を逆に「その程度のもの」に陥れてしまっているように見えた。特に、米倉と上戸が出場した回のそれぞれのグランプリ受賞者の立つ瀬がない。
(秀)
日本ハムの詐欺事件のごたごたが話題の最中、日本で5頭目の狂牛病感染牛が見つかった。「BSE」なんて、何の訳語か分からないような言葉で惑わせることなく、私は狂牛病と記す。何か手がうたれて安全が確認されたわけでもなく、ただ何となく牛肉を食べる生活に戻っていた。そんなタイミングでこの報道である。日本ハムの詐欺事件など、悪いことであるのは間違いないが、それで人々の生命や健康が脅かされるものではない。根本の狂牛病の対策、解決ができていないことをもっと騒ぐべきだ。そもそも狂牛病の騒ぎがなければ、このような詐欺事件が起きる舞台はなかった。
日本ハムの先日の会見での内容が不十分だと腹を立てている人もいるだろう。会長が名誉会長になり、社長が専務に。これに対し、農水相が怒っていたが、そんな詐欺をみすみす逃すような制度を作って運用している側の責任はどうなんだ、と問いたい。所詮、民間企業の人事のことで政府もまた一般市民もこれに対してあれこれ口出しする資格はない。その権利があるのは同社の株主だけ。不満のある消費者はその会社の商品を買わなければ良い。そんなことより今回の詐欺事件が会社の指示によるものか、各営業部長の判断かを徹底的に調査し、会社の関与が認められれば、その当事者あるいは責任者を刑事事件として立件するのが筋である。いっそ、名誉会長ではなく、「不名誉会長」にすれば良かったかも。
企業の役員は株主に対する責任を負っている。これは法的にそう決められている。一方、企業が社会に対して貢献はしたいと思っていようと、それは企業が勝手に思っているだけのことで、法的な義務・責任はない。ただ消費者に対する責任をまっとうできない企業は淘汰される市場のメカニズムは存在している。だから企業はこれを恐れている。
責任問題を感情論だけで始末してはならない。役員を辞めたことなどで責任を取ったことになり、しばらくすれば許されるような雰囲気はいけない。詐欺は刑事事件なので司直の手により、きちんと始末されればよい。記者会見が裁きの場ではなく、頭を下げ、涙を見せたくらいで全てが終わったように思ってはいけない。ところで農水省は雪印食品のときから再発を防止するような手立ても取らず、何やってんだろう?。
(秀)
「おニャン子クラブ復活」とこの「タマちゃん復活」、どっちの復活ネタを取り上げようかちょっと迷ったが、標題の通りとなった。おニャン子クラブについてはいずれまた近いうちに。別にタマちゃん復活を私が喜んでいるわけではい。その過熱しすぎている報道に一言言いたいがためのこと。
まず、タマちゃんが何ものかご存じない方、または時間をおいてこのコラムを読み返した際のことを考えてちょっと説明しておくと、今月7日から東京と神奈川の境の多摩川にアゴヒゲアザラシが登場した。その後、台風等の影響か、しばらく姿を消し、消息が案じられていたが、昨日になって今度は鶴見川に現れたという話。地域住民は安堵し、ワイドショーはもとより、一般のニュースや新聞にも取り上げられるほどの騒ぎとなっている。
今日のスポーツ新聞で売店売りのもので2紙が一面トップ記事にタマちゃんネタを掲げていた。松井が東京ドームでホームランを打って、ジャイアンツが勝った翌日なのにこの状況である。何かおかしくないか??。スポーツ新聞というアイデンティティーとプライド(そんなものハナからないって?!)をみすみす捨ててしまっている。先々週か?、夕方のニュースでは痛ましい殺人事件の直後に多摩川でレポーターが「いました、いました」、「タマちゃ〜ん」を叫んで走っていた。こんな能天気なレポーターの姿を見ていると、さっきまでのニュースの信憑性も疑いたくなる。そして今朝はどこの局だったか忘れたが、昨日の復活発見から足掛け二日に及ぶレポートを流していた。そしてワイドシューでも今日は盛んに流れていることだろう。
遠目に見てりゃあ、可愛いかもしれないが、所詮アザラシだ。でかいんだぞ。それにあの髭もチクチク痛そうだし。あんなのが自宅の浴槽にいても「カワイイ!」なんて平気な顔で言ってられるのならこんな過熱振りも許そう。しかしそんな人などまずいないはず。今回の騒ぎを無視しても良かったが、あまりにも馬鹿馬鹿しい過熱報道振りに頭に来て書き記しておきたくなった。テレビに映るたびうんざりしてしまう。
(秀)
サングラスと腕時計。これは大人の持ち物である、と子供の目には見えた。だから触ってみたいという衝動に駆られる。大人たちはそれを守るため子供の手から遠ざけ、その代替として、駄菓子屋の壁にこれらのおもちゃが並んでいるのだろうか?。
当時のおもちゃのサングラスは月光仮面の影響だろう。白いフレームに青または緑の薄いプラスチックのレンズがはめられている。ふざけてレンズをかたっぽだけ外したり、フレームだけにしたり。かたっぽずつ違う色のレンズを付けて頭がクラクラなりながらふざけたこともある。10円とか20円ぐらいだっただろうか?。やがてそれはおもちゃ箱の隅に隠れたまま、ある日またあたらしいサングラスを買ってしまう。フィンガー5が流行ったときには、でっかい丸い「トンボメガネ」も買った。
それと時計である。大人の腕に巻かれているあの機械にもあこがれた。駄菓子屋で売っているそれは、竜頭を回すと時計の針は動くものの、時針と分針はいつも同じ角度を保ったまま、文字盤の上を追いかけっこしているだけ。やはり子供としては3時にあわせておくことが多かった。時計は読めなくてもこの3時だけは誰もが最初に覚えた。派手派手しいゴムのバンドが目印で、その色は男の子が水色か青、女の子が赤かピンク。ほとんどの子供がそのバンドを右腕に付けていた。手首にはゴムの跡が残る。
サングラスを掛け、腕時計を付けると何か大人びた感じがして、自然と両手を腰にポーズを取ってしまう。そして、何故か銀玉鉄砲を持っている。さらに日によっては風呂敷マント。けど、そんな大人はいない。こんな生意気な子供はやがて大きくなり、それを懐かしみながらこうしてコラムを書いている。
(秀)
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