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相変わらず私の周りにも占い信奉者が後を絶たない。よくよく彼女たちの主張を聞いてみると、占いが科学的である必要などなく、「何故だか当たる」といった、オカルティックな部分に価値を認めているらしい。占い屋に行って座るやいなや、「あなたは何か悩み事がありますね」と言われようものなら、「当たってます!」と答え、相手のペースにはまってしまうのだろうが、悩みや相談事があるから占い屋に行くのであって、当たるとか当たらないとか以前の話であろうに。「あなたのお父さんは亡くなっていませんね」と尋ねられると、「死んではいない=存命」、「亡くなったからいない=死亡」のどちらにも聞き取れるわけで、一旦、「はい」という返事を返した時点で相手の術中にはまってしまっている。何人か連れだって占い屋へ出かけるとなると、他人が「当たってる」と言い出そうものなら、集団催眠のごとく、「自分も当たっているのかもしれない」と思い込んでしまっているかもしれない。始めから全く占いなど信じない人は最初からそのような場所に足を運ぶことがないだろうから、そこに来た時点でその人はそのような影響を受けやすい人と推測される。
まあ、この程度の人なら、一般生活において他人に迷惑を掛けるわけでもないから放置しておいても構わないだろうが、何事も度を過ぎると良くない。その日の運勢で「その仕事は今日はできません」と言い出したり、「今日は外出すると危ないので、会社休みます」と言うような人があながちいないわけでもないらしい。先日「タモリのジャングルテレビ」でそんな人が紹介されていた。彼女は運勢に従い、その日外出をしなかった。また、現在彼氏はいないが、理想の彼氏の条件というものを持っていた。しかし、それは容姿や好みというものではなく誕生日と血液型である。それ以外ではダメらしい。そんな彼女が友人と一緒に街でナンパされるシーンのVTRが出てきた。彼女はまず、その男性に誕生日と血液型を聞くのであった。たまたまその男性が彼女が探していた条件に合っていることが分かると、それだけで相手についていこうとしていたが、しばらくして翻意し、ナンパを断った。さて何故でしょう?というのが番組でのクイズだ。その答えは「その男性にキツネの霊が付いていたから」というものだったが、ナンパ師らしく、いっそオオカミの霊でも付いていた方が格好良かったかもしれない。
(秀)
書くネタが尽きたので、今回は自慢話でお茶を濁すことにしよう。'92年頃だったと思うが、ある情報系雑誌(DIMEとかMONOマガジンとかのことね)でその腕時計を見た。「欲しい!」。けど値段は10万円。すぐに買える金額でない。雑誌には「10万年に1秒」の誤差と紹介されている。別に単独でそれほどクォーツの精度が高いわけでなく、日本の標準時を刻む時計と電波で同期を取っているという仕掛けである。放送局の時計と同じ仕組みであるが、民生用では世界初、しかも腕時計という代物である。かくして、瞬間的に「時計の性能は正確さだ」、と強く思ったわけだが、特に時計コレクターというわけでもないため、目的の時計を探し回るでもなく、雑誌も処分してしまったらしく、しばらくその時計のことは忘れていた。
しかし不思議なことにそれから4年ばかりして、社内の人事異動で2人の時計好きが私の前に現れた。2人というのが重要である。ある日、その2人がそれぞれの腕時計をネタに会話を始めたのである。何とか会話に加わりたい自分は、あの電波時計の話を2人に投げてみた。すると、その一方が「ちょっと前のウォッチ・ア・ゴーゴーの増刊号に出てましたよ」と言ってきた。翌日持って来てくれた雑誌を見ると、その時計のデッドストックをかつての定価で販売している事が分かった。ついでにかつて発売されたのは国内限定2,000本で、博覧会用に作ったがコストの面で量産されなかった事も分かった。
雑誌に紹介されているショップに問い合わせると在庫僅少とのことなので、もちろん、即(会社を抜け出して)買いに走った。もちろんカードで。しかしこの衝動買いが家人の怒りに触れ、ようやくローンの支払いが終わったライカM6(入手金額:約30万円、レンズ込み)を手放す羽目になった。
−つづく−
(秀)
※ライカM6というのはカメラです。
from.ゆたかくん
←電波時計
自動巻き時計の恐いところは、一旦止まっておきながら、知らぬ間に再動作する事である。どのくらいの頻度でこのような事が起きるのかは分からないが(実際はそう起こる事ではないだろう)、こんな話を聞いた事がある。飲みに行った帰り、時計を見ると「なんだ、まだこんな(早い)時間か」と思ってゆっくりしていたら、終電車に乗り遅れたらしい。例えば、朝その時計を手にしたときに、(気が付かなかったけれど)それは止まっていたかもしれない。腕にはめた時点で動き出し、既に時計は遅れた時刻を指しているがそれに最終電車を乗り過ごすまで気が付かなかった、といった具合かもしれない。本人はそんなことを事を気にするでもなく、彼の腕には日替わりでRolexやら、何やらが光っているが、私にはそれほど心理的な(もちろん経済的にも)余裕はない。
朝の通勤途中は電車の中でFMラジオを聞いている。念願の電波時計を手にしてからしばらくは、ラジオから8時の時報が流れる時は自分の時計を見て、その正確さに内心ほくそえんでいた。しかし、しばらくすると時報と合っている事はあまりにも当然の事であるため、そんなことには飽きてしまった。すると今度は時報にあわせて、吊り革に手を伸ばした他人の時計を見るようになった。最初は面白かったが、それで自分の時計の精度に影響が出るわけでもなく、その人に正しい時刻を教えてあげるでもなく、あまりにも不毛である事に気が付き、これも止めた。
正確な時刻を知っていることと、約束の時刻を守ることはそもそも別次元の話である。生活が規則正しくなったようなこともない。結局、放送局や交通機関に勤務するわけでもない私が、正確な時計を持っていることや、正確な時刻を知っていることで得をした覚えはない。強いて言えば、その特異なデザインから、「珍しい時計ですね」と言われて、二言三言会話が進むことぐらいである。正確であるということより、むしろ時計をあわせる必要がないということの方が自分には有益で、これは精神衛生上極めて良いことに思える。ただ、逆に家中の他の時計のズレが気になったりする。プラマイすると、結果としては精神衛生上良くないかもしれない。家中の、いや世界中の時計が全て電波時計になるまで、この状態は続くかもしれない。その前にこの時計は壊れてしまうだろうけどね。
(秀)
※最後の部分はかなりデフォルメしています。
「知る権利」や「報道の自由」と言うと、いかにも反体制的で弱者の味方のような聞こえ方をするが、最近の報道、特にワイドショーの事件報道は下衆な「覗き見趣味」に走ってしまっている。最近は一般のニュースにおいても犯人の周囲には青いビニールシートが張られているのを目にするようになった。ワイドショーでこのような事件を取り上げる様になってから、そうなったような気がする。事件の実況見分となると、ワイドショーのレポーターやカメラマンが警察の車両を取り囲んだり、追いかけたりしている姿がブラウン管に映し出される。犯人(容疑者)の姿を何とかカメラに納めたいわけだが、警察のブロックによりそれがうまくいかないと今度は「知る権利」や「報道の自由」を理由に矛先を警察に向けるようになる。警察は法的手続により公正に公務を執行する責任がある。容疑者が世論において制裁を受ける事態に対しては抗して当然のことだ。マスコミはいつから第四の権力として容疑者に社会的制裁を加えることを許されたというのか?
本当に視聴者はそのようなことまで知りたいのだろうか?。被害者や加害者のスキャンダルの部分まで引っ張り出して茶の間まで届けることが必要だろうか?。私はそう思わない。モザイクを掛けてまで伝える必要があるのだろうか?。見たいものもある(?!)。「視聴者へ真実を伝える義務がある」と今度は視聴者のせいにする。自分で自分の子供をしかれずに、「ほら、あのおじちゃんが怒っているよ」と言っているのと同じだ。「真実を追求する」権利も義務もマスコミにはない。それは事件に関与した警察と裁判関係者にしかない。「伝える義務」もない。事件の関係者だけが知れば良いことだ。
全てはワイドショーが良くない。報道をプライドだけ立派なまま、下衆なものにしてしまった。そして今度は、芸能担当のものまで「報道でございます」といった顔を示すようになった。そもそも芸能情報が中心だった、ワイドショーに報道が付加されたため、報道が「覗き見趣味」になったのだと思う。
もちろんこのような番組を見て、作る側に現状を肯定させている視聴者の側にも責任はある。
(秀)
インターネットのバナー広告で、「仮面ライダーチップス発売」という、カルビーの広告を目にした。早速そのバナーをクリックしてみると、懐かしいあのパッケージにカード付きで復活しているではないか。ただ、中身はスナックではなく、ポテトチップスになっている。
かつての仮面ライダースナックが発売されたのは、ライダー放送開始の翌年、昭和47年のことである。当時の値段は20円(V3スナックは15円)で、中身は桜の花びらの形をしたスナックだった。このスナックが発売からしばらくすると社会問題になった。お菓子よりもカードが目当てで、スナックを捨てる子供が出たというのだ。この食べ物を粗末にするという批判が新聞の投書欄やPTAにも波及して、(V3スナックは出るがそれを最後に)スナックは生産中止に追い込まれてしまう。ライダースナックが入った運送用の箱にはライダーのイラストが印刷されており、なかにはこの箱単位でスナックを買っていく、お大尽もいたらしい。
「仮面ライダーチップスが出たぞ」と長男に話すと「セブンイレブンで売っていた」とのこと。早速買いに行くと、「復活」という、手書きのポップの横に段ボールが積まれていた。60円のポテトチップスになっているが、パッケージのデザインは以前のイラストがそのまま使われていた。とりあえず、2袋買ってカードを取り出してみると、「No.18 毒蛾怪人ドクガンダー」と「No.26 吸血怪人ザンブロンゾ」だった。なんとマイナーな怪人なんだ。ザンブロンザなんぞ、名前だけでは顔が浮かばないし、顔を見てもどんなストーリーでどんな戦いぶりだったかも記憶がない。「仮面ライダーカード」という本を調べてみると、この2枚のカードは以前のカードのデザインそのままであった。今回第一段として72枚のカードがリリースされたそうだが、全て復刻のようだ。ラッキーカードでもらえるアルバムも同じデザインの様だが、今度はラッキーカードが2枚ないとアルバムがもらえない。
数年前、仮面ライダーのレーザディスクが販売され、おまけにライダーカード全部の復刻カードが付いていたらしい。結構高価なレーザディスクもこのおまけのおかげで結構売れたそうだ。
(秀)
※参考資料:「仮面ライダーカード」 日本文芸社 1,262円(税抜き)
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