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第1336話 〜2007/8/8〜

■コピー9で喜ぶな

 地上波デジタル放送をレコーダーでHDDに録画した場合、現在そのコンテンツはコピー禁止でDVDに移動することだけができ、レコーダーのHDDからは自動的に削除される。BSなどのデジタル波の場合も同様。これが非常に不評で今後9回までコピー可、というルールに変更されるらしい。通称、「コピー9(ナイン)」と呼ばれている。

 けどね、確かに移動よりはコピーできる方がうれしいが、コピーできたDVDのフォーマットについて何も伝わってこない。現行、コピー禁止のコンテンツをHDDからDVDに移動する場合は、市販されているDVDのフォーマット(DVDビデオという)とは異なり、CPRMという著作権保護の仕様に対応した、DVD−VRモードというフォーマットでないといけない。かつてはこのVRモードに対応したメディアはDVD−RAMとDVD−RWであったが、最近はDVD−Rでも一部対応するようになった。

 ところが、である。このVRモードで焼かれたメディアはDVDレコーダーでは再生できるが、再生専用のDVDプレーヤーとなると現在ほとんどが再生できない。例えば、ポータブルタイプの液晶画面付きDVDプレーヤーやDVD再生機能を持ったカーナビではほとんどの場合、このVRモードのメディアは再生できない。

 私は先月、カーナビを載せ換えた。目的は大きく2つ。1つはテレビを地デジ対応にすることで、もう1つはDVD−VRモードのメディアを再生できるようにすること。いずれ標準的な仕様となるだろうが、敢えてそれを先取りした。しかし現時点ではこれらの条件をともに満たすのは1機種しかない。

 そもそも、デジタルコンテンツのコピー可能回数が9回もある必要なんかないと私は思っている。コピー可能回数が何回であるかの論議よりも、私はダビングした際のDVDのフォーマットに注目している。これからますますデジタル波対応レコーダーのユーザが増えると、このあたりの情報に詳しくない人もユーザとなっていく。たとえ9回コピーが可能であろうと、それがDVD−VRモードのフォーマットであれば、面倒なことになる。同じディスク形状でありなら、プレーヤーによって再生できたり、できなかったりといった混乱が起きる。世のDVDプレーヤーのほとんどがこれらに対応できるまでそれは続くであろう。

(秀)


第1337話 〜2007/8/13〜

■若楠国体

 今年は高校総体が私の郷土で行われているということで、ちょっとこのことが気になったりして、郷土の新聞のサイトを覗いてみたりしている。開会式で大量の熱中症者が出たらしい。暑い中、外での開会式は相当酷なことだろう。何やら、日本で一番宿泊施設の少ない県ということで、そのあたりも大変だったらしい。

 さて、このような前項規模の体育イベントというと、私が小学4年生の時に、地元で国体が開催されたことを思い出す。「若楠国体」。このタイミングでメイン会場付近の道路が整備されたような気がするが、私が住んでいるところはそこから離れていたので、あまりそのような恩恵はなかった。一部の大人たちにとっては大変なイベントなのかも知れないが、私の周りでは大した変化もなかった。

 そんな中、小学校で授業の一環として、このメイン会場である総合グランドに2度見学に連れて行かれた。子供の足で1時間余り、1学年まとまって、ぞろぞろと歩いて行った。そのうち1回は開会式の総練習(確か、模擬国体と言っていた)だったが、もう1回が何だったかは、あいにく覚えていない。けど、確かに2回行った。

 開会式の総練習なんか退屈でしょうがない。選手入場ではプラカードを持った人が歩いてくるだけ、やっている方は真剣だろうが、見ている方は面白くも何ともない。それがまた長い間続く。開会式の後のレセプションというか、開催地の歓迎の出し物があるが、この一部に上級生の6年生が郷土芸能の踊りで参加していた。市内から児童を駆り出し、体育の授業でその振り付けをマスターさせるような状況は今では様々な要因からできないのではないかと思う。この郷土芸能の踊り、たくさんの児童が参加しているので、どこが自分の小学校の上級生なのか分かりもしない。

 給食の時間には、アンパンとメロンパン、これにパックの牛乳がスタンドで配布された。50年に一度のイベントと言うことで、教育的配慮からこの見学が実施されたのだろうが、連れて来られた身からすると、教室を出ての気分転換といった感じでしかなかった。このように地元の国体の見学やレセプションへの参加は全国的に今も行われているのだろうか?。もしそうだとすると、北朝鮮のマスゲームを笑ってられない、怖い気がする。今年は私が住んでいる千葉県での国体だ。

(秀)


第1338話 〜2007/8/15〜

■電子工作キット

 ちょっと正式な商品名が思い浮かばない。いくつか思い当たる名前でググってみたが、それらしいものがヒットしなかった。

 私が小学生の高学年の時に街の家電屋の入り口の脇にその電子工作キットシリーズが展示されていた。その数30種あまり。それぞれが同じプラスチックのケースに必要となる電子部品が納められ、それに説明書が付いている。電子部品の種類や数で値段の幅はあるが、おおむね千円くらいではなかっただろうか?。そのキットはこんな感じだった。電子オルゴール、電子ルーレット、水位報知器、電子カナリヤ、発光フラッシャー、などなど。

 その展示コーナーには完成見本が数多く並んでいた。プラスチックのパッケージ自体がその工作品の外装となる。スイッチを押すと音が鳴ったり、光ったりする。一通り全部のボタンを押してみるのが子供の感覚である。

 「夏休みの宿題はこれで行こう!」と思ったことは何度もあるが、結局思いとどまった。材料も作り方も一緒にパッケージングされていては、プラモデルと同じだ、と思ったからだ。キットの名称が付いた、パッケージの外装がいっそうそう思わせる。しかし、作る過程は半田ゴテを用いるなど、プラモデルに比べると難易度は高い。

 結局、我が家には半田ゴテがないということで宿題はさておき、これらのキットを手にすることはなかった。ちょうどその頃私は電子ブロックの方に興味を示し、作ったらおしまい、のキットにやや不満をいただいていたのかも知れない。

(秀)


第1339話 〜2007/8/16〜

■全校登校日

 子供たちの夏休みも既に半分以上が過ぎた。休みは嬉しいが、そろそろ暇をもてあまして、友達に会いたくなっている頃かもしれない。そんなときは全校登校日も苦にならない。私が小学生の時は毎年8月1日と21日の2回、全校登校日が設けられていた。

 ほんのわずかしか会わないだけだったのに、日焼けした顔や急に背が伸びた姿がちょっと懐かしく感じられたりする。やがて教室に先生が現れ、並んで体育館へと向かう。8月1日には決まって戦争や原爆の話が戦中派の校長によって語られた。戦後派校長の今はどんな感じなのだろうか?。その他には、水の事故への注意などが話されたと思う。そして、プールでの忘れ物の落とし主探し。忘れ物が次々に紹介されるが、決まって下着の忘れ物があった。

 この全校登校日というのは持ち物においてかなりリスキーである。終業式に持ち帰った上履きを忘れてきたりする。私も何度か経験があり、休み期間中掃除をしていないので、靴下は真っ黒になった。

 「学校の先生は休みが多くて良いなあ」、なんて言うと、「別に休んでいるわけではなく、出勤している」、との返事が返ってくる。けど、授業をしたり子供たちの相手をすることに比べれば、はるかに楽じゃないか。給食がないけど、昼食はどうしてるのかな?。

 一説によると、全校登校日は先生たちの給料日だという話がある。今は銀行振り込みだろうが、給与明細の授受があるらしい。本当かどうかは知らない。

(秀)


第1340話 〜2007/8/22〜

■天晴、佐賀北高校

 甲子園、高校野球の話。今大会、わが郷土の佐賀北高校が優勝した。母校ではないが実に嬉しい。地元の優勝は13年前の佐賀商業に次いで2度目のことで、前回はそれほどの喜びはなかったが今回は本当に嬉しい。

 それはきっと今大会でのが試合内容にひかれているからだと思う。2度目の出場で前回は初戦敗退。それが今回は2回戦での引き分け再試合の頃から台風の目として注目された。準々決勝の対帝京高校戦は休日とあってテレビで観戦したが、延長13回の裏、これまで帝京に押され、何度も危機を乗り越えてからの劇的なサヨナラ勝ちになった。

 そして今日の決勝戦。7回終了まで4対0の負け状態。しかし、私には北高打線がこのままで終わるはずがないと思っていた。迎えた8回裏。ヒット2本と四球で満塁。ここでホームランでも出ないかな、と素人みたいな希望を抱いたら、四球で押し出し1点。次の打者は3番バッターで、確か今大会2本のホームランを打っていた。その彼が見事に逆転満塁ホームランをレフトスタンドに叩き込んだ。

 佐賀北高校は県立の普通高校で、県内で3番目の進学校である(そもそも田舎だから大したことないが)。特別な練習設備などないし、県内でも野球においては、2度目の甲子園出場とあって、それほどの強豪校ではなかった。こうしていざ甲子園となると名門私立校のような貯えもない状態である。開幕時にはノーマークだった、そんな彼らが実に見事な大輪の花を咲かせた。

 実は数日前に佐賀北高校について書こうと思ったが、対戦相手がいることだから、そこを応援している人のことを考え、最終的な結果が出てから書くことにした。全てが終わったということで、多くの他県の皆さんにも私の浮かれぶりについてはご容赦いただきたい。それにしてもワンセグって便利だなあ。

(秀)


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