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第201話 〜2000/2/15〜

■セクシービーム

 モーニング娘。の新曲の話である。この曲を初めて聴いた(見た)のはテレビ「ASAYAN」でのことで、思わず笑うしかなかった。前曲の「LOVEマシーン」同様、つんくの作詞作曲でダンス☆マンの編曲である。全体的にアラビアン基調の曲ではあるが、途中で阿波踊りの掛け声が出てきたりする。そして、なんと言ってもジンギスカン(グループ名)の「ジンギスカン(曲名)」のメロディとそっくりだと思った。番組ではプロモーションビデオを見せる前にそのメイキングが紹介されたが、矢口真里が右の乳首の位置から手を前方に伸ばす仕草を振り付けされていた。妙なその振りの意味が分かったのはビデオを見てからのことだった。彼女は曲の途中、「セクシービ〜〜ム!」との掛け声(歌詞)とともに、何の臆面もなく例の振り付けをやっていた。照れるとかえって良くない。その意味では○(マル)であろう。プロモーションビデオでは視覚効果として彼女の右胸からは黄色い輪が拡大していく。

 正しい曲名は「恋のダンスサイト」である。「恋のダンスサイト」という歌詞は出て来るが、各コーラスの終わりは同じメロディで「恋の重低音」となる。そのときは別に何とも思わなかったが、それからしばらくして、歌詞の中身と「重低音」がどう関係するのか気になりだしてしまった。そして、ようやく、この疑問はある日、彼女たちが音楽番組に出演しているのを見て解決した。この番組では歌詞をテロップで表示していた。疑問に思っていた人、そんなことなど気にしていなかった人、一緒にあの曲を思い出してみよう。

 彼女たちがイントロや曲の途中に空手の型の様な仕草をするが、そのときの掛け声を初めて聞いたときからずっと、「ウッハ、ウッハ」と思っていた。しかし、画面の歌詞では「ウーハ、ウーハ」と表示されていた。そう分かってしまうと「ウーハ、ウーハ」と聞こえなくもないが、その歌詞を見てもやはり、「ウッハ、ウッハ」と聞こえてしまう。しかし、この歌詞で疑問は解決した。「重低音」だから「ウーハ」、「ウーハ」だから「重低音」なのである。ウーハとは重低音を出力するスピーカーのことだ。この謎解きはいかがなもんだろうか?。あまり役には立たないだろうけど。しかし、何故「セクシービーム」という歌詞が必要なのかは分かっていない。

(秀)

読者からの情報で、その名も「モーニング娘。恋のダンスサイト」(期間限定)の存在が確認されました。
http://www.morningmusume.net/

from.定

第202話 〜2000/2/16〜

■ともえちゃん

 そう、きっと彼女の名前はそうに違いない。彼女に聞いてみても、無表情なまま、いつも彼女の目は私を見据えたままである。苗字が「大塚」というのは分かっているが、「ともえ」って、どんな字をあてるのか気になりながら、そっと唇を押し当ててみる。彼女と出会ってからもう4、5ヶ月といったところだろうか。

 「十萌」という字ではなんとも可哀想だが、実はそうなのかもしれない。だって、彼女の頭の上には「十萌茶」という漢字と読み間違えないようにと、ひらがなで「ともえちゃ」と書かれている。彼女とはお茶のパッケージに描かれたイラストの女性のことである。年はよく分からないがきっと二十歳前だろう。その名の通り、10種類の原料がブレンドされているようだ。私はこのお茶を会社で飲んでいるのだが、私が彼女の「十萌茶」を好んで飲むのには理由がある。それは安いからだ。通常、自販機の缶飲料は120円であるが、会社内に置かれている自販機は110円というのがほとんどである。しかし、「十萌茶」はさらに10円安く、100円なのだ。このため、私のオフィスは6Fであるが、わざわざ5Fまで彼女を求めて階段を下りて行く。

 巷より10円や20円安く缶ジュース等が飲めるのはやはりうれしい。しかし、食品メーカー等になると試験品なども飲み放題、食べ放題らしい。そして、社内にあるジュースの自販機は(もちろん自社製品しかないだろうが)、お金を入れずも商品が出て来るらしい。これでは自販機というより冷蔵庫だ。うらやましかったりもするが、健康面ではきっと良くないことだろう。

 そんなことを思いながら5Fに着いた。「ショック!」。「十萌茶」売切中。むなしく赤いランプが光っていた。

(秀)

「十萌茶」は大塚ベバレジ株式会社の和風ブレンド茶の商品名です。
「ともえちゃん」の姿はWebの[激写王]に掲示しています。
←ともえちゃんの姿


第203話 〜2000/2/17〜

■ユーミンの季節

 ユーミン=スキーミュージック、と考えている人にとっては旬を過ぎてしまっているかもしれないが、私にとってのユーミンの季節はこれからが本番である。勘の良い人はもうお気付きかと思うが、卒業シーズンがまさにユーミンの季節だと、私的には思うのだ。

 卒業式シーズンが近づくと「卒業写真」を思い出す人も多いことだろう。あの歌詞は学生時代を思い出して、胸がキュンとなる内容である。しかし、卒業写真というのは卒業式シーズンに頻繁に見開きするものではない。歌詞でも言っている、「悲しいことがあると....」と。本当は季節感のない歌かもしれない。むしろ、盆や正月の方が同窓会の時期で、「悲しい」わけではないけど、卒アルを開く頻度は多いに違いない。曲のイメージは壊れてしまうけど。

 しかし、私がこれからがユーミンの季節と言う、本当の理由は「卒業写真」よりも「最後の春休み」という曲にある。この曲を初めて聞いたのは'83年3月1日の深夜のことである。なぜここまで細かく記憶しているかと言うと、この日はオールナイトニッポンが特別番組でその日のパーソナリティは薬師丸ひろ子だった。彼女は大学進学を控え、しばらく芸能活動を全面的に休止していたが、玉川大学への進学も決まり、高校を卒業したことで、芸能活動復帰の最初の仕事というふれこみであった。この頃が、今思えば彼女の人気の絶頂で、九州の田舎にいる高校生(私ではないよ)にも「俺も玉川大学に行く」と言わしめるほどであった。彼女が玉川大学を受けると分かると、志願者も一気に増えたと記憶している。

 彼女がその夜、どんな話をしたかまでは覚えていないが、AM3:00を目前とした番組のエンディングで「一足先に私は春休みです。最後にこの曲を聞いて下さい」、みたいなことを言って、「最後の春休み」が流れ、番組は2部に引き継がれた。「制服」という歌詞が出て来るし、これは明らかに高校時代を対象とした歌である。実際は高校で最後の春休みとなる率は小さいかもしれないが、曲のイメージとしてはやはり高校という設定でないといけない。この季節になると毎年この曲を聞きたくなる。かと言って、取り上げて話すほどの思い出が眠っているわけではない。春先はそんな気持ちになってしまう。不思議??。

(秀)


第204話 〜2000/2/18〜

■おもちゃのカンヅメ

 テレビで散々露出しておきながら、私達がその実物をなかなか目にすることが出来ないものに、ノベルティグッズというものがある。いわゆる販促プレゼント用の懸賞品のことだ。今時分は季節的にテレビで缶コーヒーのCMが多く流れているが、ジャンバーやライター、携帯電話、etc..etc..、プレゼントキャンペーンをやっていない銘柄を探し出すのが困難な状態である。それぞれ万単位の数でプレゼントされているようだが、実物を見掛けることはまずない。古くはヤキソバン寝袋にヤキソバンパジャマ、(もっともこれらは外で見掛けるものではないが、)ヤキソバン一輪車、なんて面白いノベルティがあったが、「当たった!!」と言う人の話はもちろん、当たった人を知っているといった話すら聞こえてこない。私が唯一実物を目撃したのはBOSS電ぐらいである。

 同様に子供向けのノベルティである、「おもちゃのカンヅメ」の実物にも私はお目にかかれていない。まわりに持っている友達もいなかった。入手のためのルールは昔も今も不動で、パッケージのくちばしが「金なら1枚、銀なら5枚」で、「おもちゃのカンヅメ」が1缶もらえる。これまで銀のエンゼルなら、のべ10数枚は手にしたと思うが、カンヅメの獲得には至っていない。次の銀エンジェルが出た頃には前の銀エンジェルが行方不明といったことの繰り返しである。きっとエンジェルはあの羽根でどっかに飛んで行ってしまったに違いない。私はピーナッツの方ばかりを好んで買っていたが、「金はキャラメルのやつにしか入っていない」という噂を耳にしたことがある。信憑性は定かではないが、私が金のエンジェルを見掛けない理由の1つとして、当時はそれを信じていた。

 昔、田中星児がカンヅメのセットから飛び出して来るCMをやっていた。今になって冷静に考えれば、商品そのものをPRすることなく、ただただ、おもちゃのカンヅメのことだけをPRし、子供達の射幸心を煽る内容だったと言える。当時は男の子用と女の子用があったと記憶している。今は「未来缶」と「過去缶」という2パターンになっている。一体どれほどのものがあのカンヅメに入っているのだろうか。CMで見る限り、それ程大きな缶ではない。かつてのCMでは小さなケン玉が入っているのが見えたような気がする。

(秀)


第205話 〜2000/2/21〜

■トムとジェリー

 おなじみ、「トムとジェリー」の話である。私は子供の頃、ローカル放送で見ていたので、本放送がいつ頃のことかは分からない。当時は月曜から金曜までの夕方6:00から、3本立ての30分の放送であった。3本のうち、最初と最後が「トムとジェリー」で、真ん中はドルーピーや狼、黒い猫が出て来る話であった。

 このアニメの面白さはストレート過ぎるギャグに尽きる。これから起きるオチが想像通りだし、同じようなオチが何度も何度も繰り返される。それでいて何度見ても面白い。壁にぶつかったらペラペラになるし、木を切り倒すと必ず逃げた方にその木は倒れて来る。吹き替えでも十分話は理解出来ていたが、今になって改めて見てみると英語が読めて、面白さも増して来る。例えば、トムがネズミ嫌いの主人のためにジェリーを追い出したご褒美にキャビアをもらって食べるシーンを発見した。子供の頃はビンに「CAVIAR」と書かれているのに、気付くはずもない。仮に「キャビア」と日本語で書かれていたにしてもそれが何なのか、理解出来なかったはずだ。また、ジェリーが金持ちの家に棲みついていた時のベッドはティファニーの宝石箱だった。子供には分かる笑いではない。それにあんな穴あきのチーズなんか見たことがなかった。

 トムとジェリーはいつもいつも、ケンカしているというのがパターンであるが、たまには仲の良い時もある。「天国と地獄」という回は、死んだトムが生前ジェリーをいじめていたので、ジェリーのサインをもらって来ないと天国にいけないという話であった。ケーキを差し入れたり、あれころとジェリーに気に入られようとするが、結局は締め切りまでに間に合わず、地獄に落ちてしまい苦しんでいるところで、トムは夢から醒める。死んだのも地獄に行ったのも全て夢であった。そうと分かるとトムはいつもの態度を反省し、ジェリーと仲良くするというところでその話は終わる。

(秀)


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