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いよいよ、シドニーオリンピックが始まった。私はそれほど期待してこの開催を待っていたわけではないが、開幕直後からの日本人選手の快進撃に引き込まれる形でテレビを見ている。ヤワラちゃんも金メダルを取ったし、野村選手(男子柔道)も連覇を果たし、サッカー予選リーグも二連勝。まずは御同慶の至りである。当初はこれでサッカーは決勝トーナメントへの出場となる予定であったが、予想外にブラジルが南アメリカに負けたため、現時点ではリーグ内トップの成績でありながらも次回ブラジル戦で引き分け以上でなければ、日本チームのトーナメント進出も危なくなってしまった。ブラジルがいじわるでわざと負けたのではと勘繰ってしまう。
全世界的にこの時期は生産性が大きく落ちる事だろう。今回は時差をあまり気にすることがないため、徹夜してまで競技の生中継を見る事はないが、昼間に結果や状況が気になってしまう事が多くなりそうだ。会社の人事担当者やシステム管理の担当者は、多くの社員が仕事をさぼってインターネットでオリンピック情報を見てるんじゃないかと、それでネットワークトラフィックがパンクしないか気になる事だろう。外食関係(特に飲み屋さん)ではしばらく、閑古鳥が鳴くかもしれない。
と、ここまで書いておいてなんだが、本当はオリンピックネタを書くのには多少ためらいがあった。オリンピックがネタでは、選手の活躍を誉めたり、一緒に喜んだりと、あまりにもひねりのない話に終わりそうだが、きっとそんなコラムを読者諸氏も望んではいないだろう。かと言って、揚足を取って、読者の気持ちに冷や水を浴びせるような度胸も持ち合わせていないから(開会式のあり方には疑問があるが)。せめてはワイドショーの下世話なネタがしばらくは一掃される事を願いたい。しかし、ここで一つの危惧がある。オリンピックが終わった途端に帰国したメダリストを相手に、あのゴージャス姉妹がワイドショーで絡む企画を考えていたりしないか、と。あまりにもベタなんで、これだけはやめてくれ。
(秀)
今回は会社の後輩の話を書きたい。昼間は真面目に仕事をこなしているが、夜の飲み会となると彼は昼間には想像できないような一面を見せてくれる。初めて彼と一緒に酒を飲んだ時に、彼の酒の飲みっぷりを「これはサラリーマンの酒の飲み方じゃないよ。まるで学生のサークルの飲み会のようだ」と私は評した。別の会社の人が彼の昼間の姿を知らずに、いきなり酒の席を一緒にしたら、仕事ぶりが疑われそうな雰囲気である。
二次会でカラオケボックスに行った時の話。トイレに行っていたのか、彼は先程までいなかったが今部屋に戻って来た。彼のリクエストした曲のイントロが流れると、既に彼のテンションは上がりきっている。このときの曲は忘れたけれど、彼はいつもテンポの早いロック系の曲を好んで歌っている。そして、間奏に入るや突然ワイシャツを乱暴に脱ぎだし、周りが盛り上がるのを確認するや、下に着ていたTシャツの首の部分に手を掛け、デビルマンよろしく、そのシャツを勢い良く破った。その見事な一連のパフォーマンスに一同の拍手と笑いが続く。
彼は仕事では実にまめな男で、その精神がカラオケに行った際にも発揮される。Tシャツなどそう簡単に破れるもんじゃない。自分の歌う曲をエントリーした後にしばらく姿を消したのは「仕込み」のためだと、先輩が教えてくれた。この手のパフォーマンスを彼はよくやるらしく、必ず事前にトイレに行くらしい。この日はTシャツの首の部分に切り込みを入れて部屋に戻って来たようだ。
(秀)
以前にも書いたが、今クールのドラマは全体的に小粒で、余談を許さないストーリー展開というものにはついにお目にかかれなかった。もちろん、全てのドラマを見ているわけではないが、周りからも白熱したドラマ談義は聞えて来なかったので、おおむねこの結論は外れていないだろう。
今回は局毎にストーリー展開に特徴が見られた。まず、TBSの「Summer Snow」と「Friends」はともに最終回で主人公が死ぬという結果となり、2時間連続でこの2本を見るのは予想はしていたものの、かなりディープであった。TBSは他局に比べて登場人物の死を描く事の多い局だと思う(刑事ものやサスペンスものを除く)。「Summer Snow」においてはドラマチックな気もするが、交通事故で殺してしまうやり方は、結末に困ったVシネマのようでやはりいただけない。一方、フジテレビの「バスストップ」、「花村大介」、「合言葉は勇気」はともに、一見勝てそうにないような強大な敵にぶつかって行き、最終的には勝利するハッピーエンドのパターンであった。予定調和の展開というのはさすがに寂しいが、「花村大介」と「合言葉は勇気」は途中途中の展開は面白かった。
それと、今クールのドラマにかつての名作ドラマの影が見られた。「バスストップ」には「101回目のプロポーズ」、「Friends」には「男女七人夏(秋)物語」。そして、「20歳の結婚」には「寺内貫太郎一家」や「時間ですよ」といった、一連のTBSのホームドラマが下敷きとなっていたような気がした。
さて、今はまさにオリンピック期間中のため、秋ドラマに関する情報もなかなか伝わって来ない(意識がそちらにいかない)が、プロ野球の中継も終わって、じっくり腰を据えて面白いドラマを見たいものだ。
(秀)
「奥さん、ちょっと見てって。画期的な新発明」。足を止め、そちらに目を転じれば相手のペースである。扱っているものは「万能包丁」であったり、「万能おろし金」であったり。「画期的」とは、ものは言い様で、確かに便利であっても、べつにないからと言って困ることはない程度のものばかりだったりする。
秋葉原といえば、言わずもがな電気街であり、このためどちらかと言えば、やはり男性の街と言える。そんな秋葉原の特異なものの1つに「アキハバラデパート」前の街頭実演販売というのがある。包丁を取り出し、材木を叩き切ったり、「今度はお刺身を切ってみましょう」と言って、スポンジを切り出す。「お刺身高いからスポンジなんだけど、この赤いのはトロだから」と、ご愛敬。硬いものだけでなく、柔らかいものも切れることをデモしてくれる。
ここで買い求めるのは男性が多く、意外に女性は少ない(そもそも見物客が男性ばっかりだし)。愛妻家のご主人は奥さんへの土産として数千円が彼の財布から飛んで行く。さぞや喜んでくれるだろうと帰宅して渡したところ、、不思議なことにあまり喜んでくれない。しかし、それで怒ってはいけない。毎日使う道具だからと、ちきんと手入れされた包丁が一式揃っているのは良い奥さん。喜ばないもの当然。一方、台所から同じ万能包丁がもう1本出てきたら、お互いの衝動買いをとがめる前に、似たもの夫婦と、お互いを指さして笑うのが良いと思う。
(秀)
「たかたよ、たかた」。妻の声である。テレビを見ながら、私を起こそうと声を掛けて来た。夕べも夜更かしをして、もう朝も随分遅い時間だろうが、まだもうちょっと寝ていたい気がする(今日は平日だけど、お休み)。「EOSよ、EOS」。妻は「ジャパネットたかた」のテレビショッピングを私に見せようとしている。この「ジャパネットたかた」とは金利手数料なし(たかた負担)分割払い可を売りにした家電ディスカウント通販である。深夜枠の30分や昼間の番組と番組の間の5分程度で、どこかイントネーションのおかしな、出たがりと思しき社長と芸能人とが次々に商品を紹介していく構成である。
テレビショッピングは大きく2つの系統に別れると思う。1つは前述のたかたの例の様に、普通に店で買える商品だけど、通販だから「安く」を前面に打ち出したもの。そしてもう1つは、洗剤や布団圧縮袋を例とした、普通の店では買えない、いわゆる便利ものタイプである。後者は外人の映像を吹き替えしたものも含まれる。後者はとにかく、デモをやる事が重要である。まるで実演販売だ。本当にそれ程すごいのかは分からないが、クレヨン、マジック、食べこぼし、油などがテレビではみるみるうちに奇麗になっていく。
司会者の驚きはもちろんだが、会場の奥さん連中もお約束で感嘆の声をあげる。「いろんな汚れがこの1本でOKです」ときめた途端に、会場から拍手が起こる。「さてお値段ですが」。司会者が振ると、「今日はこの○○クリーナーを4本セットにして、7,800円で御奉仕いたします」(会場一斉に再度拍手。司会者驚いてみせる)。さっき、「この1本でOK」と言っただろう。何故4本セットなんだ?。こう思うのは、私だけではないはず。1本なら買ってみたい気もするが。
(秀)
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