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辞書などによると、「古文書などで、名前の下に判を押すかわりに書く、図案化された署名の記号。書き判」、などと説明されている。日本は印鑑文化であるが、かつての偉い人々はこの花押を自らのサインとして使用していた。その名残が今も生きているのは大臣ぐらいである。なるほど、大臣という肩書きも古くは氏姓制度の「大臣:おおおみ」に由来している。閣議などで大臣として署名する場合には花押を用いなくてはならない。
初めて入閣して、初めての閣議での署名でも皆それらしく花押が書けるのは、猛特訓した成果であろう。名前を崩したようなサインとは違うので、自分で作るわけにもいかず、専門の花押屋さん(そんな名前ではないだろうが)なる人がいるそうだ。普段この人は何をして稼いでいるのやら。内閣改造が近づくと花押の準備をする人がいるらしいが、今頃せっせと練習している人がいるのだろうか?。この花押屋さんが考えてくれたお手本を横に硯で墨を摺りながら夜な夜な練習しているのであろう。書き判と言うからには毎回同じように書かなければならないわけで、その特訓たるやご苦労なことである。
(秀)
東野英心さんの急死を悼み、今日は「あばれはっちゃく」の話を書こうと思う。
昭和50年代の初頭から中頃までの子供が見る番組には実写物が結構多かった。いわゆるヒーローものとは違い、小学生を主人公にしたドラマである。ざっと数え挙げただけでも、「がんばれロボコン」、「おらあ、ガン太だ」、「少年探偵団」、「怪人二十面相」、「がんばれ、レッドビッキーズ」、「5年3組魔法組」なんていうのが好きだった。ケンちゃんシリーズも宮脇康之氏から代わった2代目ケンちゃんのシリーズもまだこの頃は続いていたかもしれない。そして、「あばれはっちゃく」もその頃の子供向けのドラマであった。
調べたところ、昭和54年に放送が開始されていた。最初のシリーズが好評だったらしく、主人公の長太郎の子役を変える一方、「俺は〜」、「男!〜」、「熱血〜」、「痛快〜」、「逆転〜(これは覚えていない)」といった、若干のタイトル変更や家族設定の変更を行いながら、5シリーズ5年間続いたようだ(後半はほとんど見ていなかった)。私は中でも初代のシリーズが好きだった。初代長太郎、吉田友紀ははまり役。ロビンちゃんの島田歌穂も出ていたことだし。そして、シリーズ中変わらずに父親、桜間長治を演じて来たのが東野英心さんであった。
ストーリーは毎回、長太郎が問題を起こすが、最終的には何とか解決してしまうという、今思えば予定調和のドラマでしかないが、いつも自らの力で問題を解決する長太郎の姿はいつ見てもあっぱれである。そして、頑固な父親を演じる東野さんの決め台詞は、「おめえの馬鹿さ加減にぁなー、父ちゃん情けなくって涙出てくらぁー」、というものだった。問題が父親にばれるといつもそう言って長太郎をぶっとばしていた。最高のキャスティングだったと思う。怒れば恐いが、そこにはやはり愛が感じられる。
我が書斎の本棚に「あばれはっちゃく」の原作本がある。当時のものではなく、4年前に出されたものである。しかし、まだ読んでいない。もちろん、子供向けの本である。東野さんのあの台詞を思い出しながら、遅ればせながら読んでみることにしよう。
(秀)
人の食に関する嗜好は12歳頃までに決定されるらしい。そのせいか、いくらうまいと聞かされて連れていかれた荻窪のラーメンでも、醤油味の東京ラーメンでは納得いかない。おまけにこのような店は近所の中華屋のそれより高かったりする。たまに田舎に帰りたくなるのは親に会いたいためでも、友人に用があるわけでもなく、食べたい物が食べたいだけで、それに盆と正月が重なって来る具合である。
私がマクドナルドのハンバーガーを初めて食べたのは15歳の時であったが、どうにか嗜好の刷り込みには間に合ったようだ。毎日でも食べられそうな気がする。何日続くかは疑問だが。ここで改めて12歳という部分に注目すると、このあたりを境に人の味覚は鈍感になり始めるらしい。昔食べれなかった物が大人になって食べられる様になったのは、このことによる影響が大きいようだ。そして再度12歳という部分に注目すると、小学校の学校給食の影響力というのがことの他大きいことになる。
子供達が学校からもらって来る、給食の献立表を見ると、ずいぶん贅沢な内容が書かれているし、その一方であまりにも妙な献立の組み合わせに驚かされる。しかし、この妙な組み合わせは昔もあったような気がする。今は米飯とパンの比率が半々になっている。やはり今も人気メニューはカレーライスやスパゲティー、フルーツポンチのようだが、今もう一度食べられるなら、それ以上にくじらの立田揚げが食べたい。かつては牛肉などの代替品で蛋白質の供給源として給食に出て来ていたが、捕鯨禁止以来、いや、小学校卒業以来、食べていない。こればっかりは田舎に帰ってもどうにもならない。
とある情報によると、浅草に学校給食のメニューを食べさせてくれる、その名も「給食当番」という店があるようだ。また同じく原宿(原宿竹下通りの「原宿アベニュー」)でも「給食当番」なる店で、揚げパンやミルメークを売っているらしい。この話の続きはその店を探し出して訪問した後にでも。
(秀)
私の携帯の呼出音は現在、キューティーハニーのテーマである。一ヶ月ほど前、銀座で「いとしのエミー」という芝居を見に行った時の話。開演間際に誰かの携帯がどこかで鳴り始めた。しかも大音量で。みんなは周りを見回し、その憎っくき発信源を探しまわる。やがて館内放送が流れた。「誰だ?、誰の携帯だ?。いっけねえ、俺んだ」。「皆さんも携帯の電源が切れているか確認して下さい。ここは地下だけど、電波届いちゃうんだよ。それと、上演中のメールチェックもやめてね。九官鳥をお持ちの方は受付にお預け下さい」。場内大爆笑。殺伐とした開演時の注意事項がこんな洒落で行われるとは。それに選曲のセンスが妙に気に入ってしまった。だから私もキューティーハニーにした。
キューティーハニーのテレビアニメとなると、2年程前にもテレビで放送されていたが、これはリバイバルで、そもそもは昭和48年に放送されていた。意外なことに(資料によると)放送時間は土曜日ながら夜の8時半からと、アニメ番組としては異例の時間帯である。ちょうど「8時だヨ!全員集合」後半の裏番組にあたる。と言う事は当時、私はこのアニメを見ていないことになる。家族揃っての時間帯に「ハニーフラッシュ」はないだろう。しかし、ハニーフラッシュのことは当時から知っていた。
主人公の如月ハニーはアンドロイドで、「ハニーフラッシュ」と叫び、瞬間全裸になってキューティハニーに変身する。キューティーハニーの魅力は何よりもこのハニーフラッシュに尽きる。リバイバルにあたって、歌い手やアレンジは変わったようだが、曲自体は同じ物が使用されていた。さて、25年の歳月を経ても、「お尻の小さな女の子」が「この頃流行の女の子」だったのであろうか?。「だって何だか、だってだって何だもん」という歌詞は依然意味不明。
(秀)
政局の混乱は意外にもあっけない形で第一幕を閉じた。まさかの欠席。私の先日の第一幕の予想は外れてしまったし、今回の事態については全く予想できなかった。後付けのようで心苦しいが、自民党主流派が本会議決戦を口にした時点で、「不信任決議案の票読みが終わって、否決が確信できたのだなあ」と私は予想できた。主流派が非主流派の切り崩しに成功したのだと。そして、加藤、山崎両氏は除名、本会議で不信任案否決となるものと思っていた。
当日の朝まで「100%勝つ」と豪語していた加藤氏の姿は何だったのだろう。帰りの電車の中でラジオを聞いていたら、加藤、山崎両氏の本会議欠席のニュースが8時50分頃に流れて来た。そして、その瞬間に離党や除名の処分が遅れていた理由にようやく察しがついた。突然の欠席について、加藤氏などは「不信任決議が可決する見通しが立たなかったから」としている。「名誉ある撤退」などとも言っているが、とんでもない。これで加藤氏が総理となる可能性は永遠に無くなった。第一、国民がそれを許さないだろう。それどころか、加藤派(「宏池会」)の分裂、派閥領袖の座からも追われかねない。結果、加藤氏は何一つ得た物はない。
いずれの結果となるに至っても、ストーリーの展開を読む上で、自民党の性格を考えれば選択肢は自ずと狭まって来る。その性格とは政権与党であることにこだわり、固執することである。そのためには、現体制で政権をまわして、今解散総選挙をするべきでないと自民党は思っているわけである。とりあえずは森首相の首は繋がったわけであるが、加藤氏への支持率低下とともに、自民党、森内閣の支持率低下も避けられない。さて、今臨時国会が会期を終えた12月1日以降に第二幕はあるのだろうか。きっと、あるにちがいない。
(秀)
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