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マンションなんていうのは平等悪の住処(すみか)である。同じマンションの中ではだいたい各部屋の値段は同じぐらいだし、予想もつく。そこに同じような年格好で同じような家族構成であれば、ほぼ同じくらいの収入を得ているのではないかという気もして来る。年齢や子供の数が違うのであれば、それほどでもないだろうが、同じ様な年齢や家族構成となると、平等悪はライバル心、あるいは見栄を誘発させる。
ある日突然、隣の部屋の家族が車を買い替えたりする。しかも、ベンツだよベンツ。Aクラスだけど。そして、上の階に住む息子の同級生は有名私立中学を受験するらしい。そんなとき、インターフォンが鳴った。女房が玄関で応対して戻って来ると、手にはマカダミアナッツのチョコレートを握っていた。「ハワイ土産ですって」。子供達は歓声とともにむさぼりつく。相手は2軒隣の奥さんだった。
マンションでは同じような稼ぎの同じような家族が小さなコンクリートの塊の部屋の中でそれぞれ同じように生活しているように見える。大まかにはそうかもしれない。しかし、それをベースとして平等悪による駆け引きが展開され、時間が経つにつれ、旦那の出世や会社の動向でこの差は拡大していく。最大の関心事は「○○さんが一軒家を買った」ということである。けど、下の階の奥さんが若くて美人であることにはライバル心や見栄ではそうそう対抗できるものではない。平等悪もここまでは及ばず、そこには不平等による嫉妬心だけが存在する。
(この話は私の想像によるもので、登場人物の設定等はフィクションである)
(秀)
鏡台。これをデスクトップとしよう。となると、コスメケースの中の鏡を利用するケースはさしずめラップトップとでも言うべきか?。今朝、すれ違うバスの中で化粧をしている女性を発見した。駅からそのバスは出発した直後であったため、彼女はちょうどファンデーションを伸ばしている所だった。
これはモバイルスタイルである。モバイルコスメ。彼女の手に握られているコンパクトはモバイル端末というわけだ。あなたもひょっとしたらモバイラーになったりするときがあるのでは?。見ていて決して格好良いもんではないが、変身が完成するまで観察してみたい衝動に駆られる時もある。口紅を引いている瞬間にはこちらにも緊張感が伝わって来る。何故だろう?。
(秀)
4月から家電リサイクル法が施行されるとあって、現在、大手家電量販店を中心にいわゆる白もの家電の売れ行きが良いらしい。今なら廃家電を無料で引き取るキャンペーンなどをやっているが、これが4月からは冷蔵庫で4,600円、エアコンなら3,500円掛かることになる。中にはまだまだ使える家電品をこの機会に買い換えているものもあり、この世間の行動がリサイクル社会の創設を目指す法の精神に反すると指摘している新聞もあった。全くその通りだ。
リサイクルというのは一般的に道徳的には善である。しかしこの道徳観のために盲目的に廃品を回収することが必ずしも効果的でないことを最近雑誌で知った。その具体例はペットボトルである。ペットボトルは40gの石油でできているそうだが、これをリサイクルするには150gの石油が必要となるらしい。また、ペットボトルを原料にTシャツを作るとなると売値が3,000円ぐらいになるらしい。これではまるでどこかの高速道路、空港。タイムリーな話題としては第3セクターのレジャー施設の様な収支計算になってしまう。はたしてこれをリサイクルと呼ぶに値するのか?。お金を余計に出して再生品を買うのが良いことをしたように思えるが、実は余計なエネルギーまでも消費してしまってはいないだろうか?。
実際にリサイクルに値する資源かどうかを単純に見分ける方法は回収業者がわざわざ引き取りに来るかどうかであるらしい。それ以外は単純にゴミか採算が合わないものということになる。リサイクル法の原理はメーカーに対し、長寿命かつ再生しやすい原材料の使用を求め、消費者には廃棄に必要な費用を負担させるものである。建前はそれで良いかも知らない。しかし現実にはリサイクルという耳当たりの良い、道徳的な観念の中でペットボトルの例のような様々な誤解があるし、これから先不法投棄が問題となるだろう。また、それ以上に廃棄費用の算定基準やその使われ道が適正であるか気になる。何だか新しい不正な利権の温床となりそうな気がしてならない。
(秀)
2日前の会社の帰りに目を付けていた、中古パソコンを買った。値段は7、800円(税別)。しかも今回はノートパソコンである。これだから秋葉原は楽しい。ちなみに店は前回7,000円パソコンを買った店である(第354話参照)。2日前に買わなかったのには理由がある。もう1台めぼしいマシンがあって、こちらは9,980円。スペック的にはこちらが優れているが、ジャンク品であった。ジャンク品とは動作確認もせず、現状のまま持ち帰り、何か不具合があっても店に「一切知りません、ジャンク品ですから」と言われてしまえばそれっきりという大変ギャンブルチックな商品である。
結局その日には結論を出せず、今日を迎えたわけであるが、この2日間で小遣いが減ってしまい、迷う事なく7,800円のマシンを買う事にした。店ではとりあえず立ち上がる所までの動作確認をやってくれた。古い以外何の問題もないマシンがこの価格というのは魅力だ。5年落ちの非力なマシンであるが、今使っているノートパソコンよりは画面も広いし、CPUも速い。OSのインストールなども自分でやらなければならないが、それがまた楽しみでもある。マシンはエアーキャップ(別名:プチプチ)で梱包され、無地の白い買い物袋に入れて手渡された。まるでコンビニの帰りのようだ。まさかこの袋の中にノートパソコンが入っているとは誰も思わないだろうし、ましてやそれが7,800円だったとは思いもよらないだろう。
数日前からパソコン雑誌を開いてはため息をついている私に、妻は警戒心を抱いている。妻にも聞えるように息子に声を掛ける。「お父さん、パソコン買おうかな?!」。すると、「お父さんの誕生日に僕が買ってあげるよ」と、うれしい事を言う。但し、息子の金銭感覚は非常に歪んでいて、喜ぶどころかこの金銭感覚には不安を感じる。「中古でも良いけどさあ」と言うと、今後は妻が「そんな中古とかじゃなくって、ちゃんとしたやつを買いなさいよ」と、きっと心にもないことを言う。
これは「買って良い」のサインではなく、「買ってはいけない」のサインである。このあたりが難しい。これは相手も欲しいものがあるときの作戦だ。まさに心理戦である。というわけで、とりあえずはこの7,800円のノートパソコンで楽しもうと思っている。
(秀)
連日の秋葉原での途中下車。先日の中古ノートパソコンはOSのインストールも完了し、良い感じで動いている。中古パソコンを扱っているソフマップでは7,800円どころか6,800円のノートパソコンも大量に販売されているのを発見し、ちょっとそわそわしてしまう。新しい機種よりもこんなチープなマシンの方がいろいろと楽しかったりする。そのうち、もう1台買って、Linuxマシンにしようかと計画している。
そして、久しぶりに「じゃんがららーめん」を食べながら、カルトQのことを思い出した。じゃんがららーめんとは秋葉原に本店を置く、行列のできる九州ラーメンの店である。一方、カルトQとは約10年前にフジテレビで深夜(その後プライムタイムの昇格)に放送されていた専門分野に特化したクイズ番組である。「東急ハンズ」や「スニーカー」、「アップル(コンピュータ)」などという、毎回1つのカテゴリーの問題だけをその道のカルトな回答者が競う内容であった。「熱帯魚」の回では、当時住んでいた近くの熱帯魚屋(?)の店員が優勝したらしく、店頭に大きく貼り紙が出され、記念セール開催までの騒ぎであった。
もちろん、「ラーメン」の回もあった。その中でラーメン屋の主人の写真を見て店の名前を当てるものがあり、正解者は「(主人ではなく)店の壁で分かった」とコメントした。また、スープを飲んで店の名前を当てる問題では、正解を出せなかった回答者が「味が変わったなあ」と(負け惜しみ、言い訳かもしれないが)コメントしたりした。
出題内容といい、それに答える回答者の知識といい、見ていて役に立つようなクイズ番組ではなかったが、そのバカバカしさを洒落として真剣に取り組み、そこでの優勝を最高の名誉とするあたりがなんとも面白い。単に高額賞金だけで視聴者を煽る昨今のクイズ番組に比べれば企画力の面で断然に優れていたと思う。さて、あなたの得意分野は?。
(秀)
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