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  「コラム大辞典」
   【あ】の巻                          第1号  2006/XX/XX
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★★★もくじ★★★★
今回は「あ」がテーマ。
【愛人】
 ┗━━コラム:■愛人
【悪魔】
 ┣━━コラム:■悪魔
 ┗━━コラム:■悪魔の嫁入り道具
===================================
 ┌────────────────────────────────┐
 │【愛人】あい・じん                                              |
 │ <名>既婚者が配偶者以外に性的関係を有し、交際している相手。    |
 │ 女性を指すことが多い。                                        |
 │                          (筆者考案)|
 └────────────────────────────────┘
■□■愛人■□■

 赤坂のとあるクラブでのこと、ちなみにこの場合のアクセントは先頭。大人が
お酒を飲むところでのこと。その店は中国人ホステスばかりの店で、客との会話
は日本語だが、意味不明な中国語で「業務連絡」が飛び交う。一方、我々も飲み
屋では身分を詐称することがしばしばある。アダルトビデオのディレクター、男
優、そして私は、その脚本家という設定になる。「明日のロケはスバルビル(新
宿西口)に10時集合だから、ヨロシク」なんて、こちらも業務連絡を装ってみる。

 そこのホステスの1人にその日、私がたいそう気に入られてしまった。まんざ
ら悪い気分ではないが、どこか胡散臭い。名刺に携帯の番号を書いて渡してくれ
たが、どうせ電話しても「また今度、お店に来てね。今度はいつ来てくれるの?」
というのが世間一般での事例らしい。けど、「もし、もし」が中国語では「ウェ
イ、ウェイ」であることは調べていたりする(「ニイハオ」でも良いらしい)。
そして彼女は私に聞いた。「恋人いる?」。日本語が流暢でないところが影響し
て、頭の中で「中国では恋人のことを『愛人』と書くんだよな」という、こんな
ときには、どうでも良い知識が覚醒した。愛人なんかいるはずもないので、彼女
の質問にはもちろん「いない」と正直に答えた。
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 ┌────────────────────────────────┐
 |【悪魔】あく・ま                                                |
 | 〈名〉西洋の架空の生物で、人の心をまどわし、悪事に誘いこむ    |
 | 魔物。実在はしなくても、人の心の中の悪の部分として象徴される。|
 |                  (某辞書を参考に筆者考案) |
 └────────────────────────────────┘
■□■悪魔■□■

 「悪魔の証明」という言葉がある。世の中に存在しないことを確かに「ない」
と証明することである。論理的に困難で証明のしようがない。現実的に不可能で
あることの比喩として使われている。

 「悪魔の契約」という言葉もある。命を賭して悪魔と契約を行い、願望を満た
すというものである。本来願い事は神のテリトリーであろう。それをわざわざ悪
魔に、しかも命懸けで請うわけであるからその中身はかなりやばそうだ。社会や
道徳に背いてまでの願望や復讐だろう。本来被害者でありながら警察には話せな
い、こっぱずかしいことへの復讐程度のことではない。そんなことをしてたら命
がいくつあっても足りない人が大勢出てしまう。

 悪魔を呼び出し、願い事を伝え、契約書にサインをする。悪魔は必ず約束を実
行し、契約者の命を奪う。ちょっと待て。悪魔は不正義の象徴であり、そのもの
である。契約を実行しなくても命を奪うかもしれない。しかし、悪魔は契約には
極めて忠実である。約束を守らないのは悪魔以下ということか。

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■□■悪魔の嫁入り道具■□■

 世紀末、もとい聖飢魔II。聖飢魔IIは本来の世紀末である、西暦2000年を待た
ずに昨年末で解散してしまった。

 社外の人とのメールのやり取りで、「ところで、....」、なんて書き出しで仕
事に関係ないことを書き始めたり、もらったりすることで、その人の普段とは別
の一面を発見するようなことがある。そんなある日、その彼女のメールには「聖
飢魔II、好きですか?」と、仕事の用件の終わった後に書いてあった。少ないが
とりあえずCDは持っているし、かつてはデーモン小暮のオールナイトニッポンも
毎週欠かさず聞いていたため、そんなことを返信したら、続きのメールが送られ
てきて、その中に熱心な信者(ファンのことね)ぶり、最近のミサ(ライブのこ
とね)の様子や新教典(新譜のことね)が素晴らしい、などと書かれていた。自
分が全く熱心でないことが申し訳なく、早速「2度と自分が信者であると言いま
せん」と、その信者さんに詫びを入れた。

 そしてまたある日、その信者さんから「SkyPerfecTV!に入っていますか?」
という質問メールがやってきた(誤解なきように付け加えるが、こんなメールの
やり取りばかりをしているわけではない)。聖飢魔IIのライブ中継があるので、
それをビデオに録画して欲しいという内容だった。OKと、信者さんに伝え、聖飢
魔IIのラストコンサートの生中継とデジタルラジオの放送の録画(録音)を引き
受けた。依頼して来た本人はもちろん、当日ミサ会場に行っていた。

 年が明け、ビデオテープを送るとお礼のメールがやってきた。その中には「テ
ープ代はいくらですか?」と書かれていた。また、「永久保存版にして、大事に
します」とも書かれていたので、返事には「テープ代は結構です。いりません」
と打って、「嫁入り道具にして下さい」と続けた。仕上げは「ご祝儀前払い」と。
しばらくすると、そのまたお礼にあわせて「嫁入り道具に持って行きますが、ま
だあてがありません」と記されていた。洒落です、洒落。

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次回は「い」がテーマ。お楽しみに。

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